
10月3日(土)の放送では、「シルバー人材センター」に注目。全国シルバー人材センター事業協会 専務理事 土田浩史(つちだ・ひろし)さんをゲストに招き、仕事や交流を通じたシルバー人材センターの役割について話を伺いました。
(左から)パーソナリティの湯浅円、全国シルバー人材センター事業協会 専務理事 土田浩史さん、小谷大輔
◆シルバー人材センターにはどんな仕事がある?
シルバー人材センターは、定年退職者などの高齢者に、ライフスタイルに合わせた仕事の機会を提供する組織です。全国の市区町村に設置されており、基本的には働く意欲のある60歳以上の人が会員となって活動しています。仕事を通じた生きがいや社会参加、地域の活性化につなげることが大きな目的です。
「シルバー人材センター」という名前から、草刈りや庭木の剪定を思い浮かべる人も少なくないかもしれません。実際、自治体から発注される仕事にはそうした業務が多い一方、仕事の種類はそれだけではありません。土田さんは「駐輪場や公民館の管理、スーパーでのカート整理、最近だと保育園や放課後児童クラブに出向いて子どもと接する仕事をされている方もいらっしゃいます。逆に、高齢者同士の助け合いみたいな形で家事サービスをおこなっている方もいらっしゃいます」と紹介します。
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一方で、特別な資格や専門知識を有していない場合でも、円滑に業務を開始できる環境が整っています。センターでは各種技能講習会を定期的に開催しているほか、複数名によるグループ就労の機会を多く、実務の現場において先輩会員から指導を受ける「OJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)」形式のような形で、安心して知識や技術を習得できるといいます。
入会を希望する場合は、まず近くのシルバー人材センターのホームページなどから連絡します。その後、定期的または随時開催されている入会説明会に参加し、内容に納得できれば手続きをして会員になります。働きたい職種や条件などをセンター側と擦り合わせながら、自分のライフスタイルに合った仕事を探していく流れです。

(左から)パーソナリティの湯浅円、全国シルバー人材センター事業協会 専務理事 土田浩史さん、小谷大輔
◆高齢者の「出番と居場所」を地域に広げる
シルバー人材センターの役割は、仕事を紹介することだけではありません。臨時的・短期的、あるいは軽易な仕事を通じて、生きがいや社会参加の機会をつくることも大切な目的です。最近では、仲間づくりや健康維持をきっかけに入会する人も増えています。
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また、女性会員の活動を後押しする取り組みとして、2020年からは「全国シルボンヌ大会」も開催されています。当初は女性会員やシルバー人材センター職員のモチベーション向上を目的に始まった大会ですが、現在は新たな女性会員を増やすための取り組みにも位置づけられています。著名人による講演やダンス教室、落語のほか、女性会員の活躍事例の発表などもおこなわれています。
今後について土田さんは「女性会員をさらに増やしていきたい」と話します。現在は男性会員が女性会員のおよそ2倍という状況ですが、男女が同程度になることを目指しています。また、会員自身の高齢化にも対応していく必要があります。かつては60代が中心だった会員層も、現在は70代へと移りつつあります。
だからこそ、仕事の場だけではなく、趣味のサークルなども含めて、年齢を重ねても参加できる「出番と居場所」を社会に提供していくことが、これからのシルバー人材センターに求められています。最後に土田さんは、「全国のシルバー人材センターは、みなさんが新しい仲間として加わっていただけることをお待ちしております。ぜひドアを叩いていただきたいです」と呼びかけました。
<番組概要>
番組名:シビルトーン♪〜素敵な週末〜
放送日時:毎週土曜日 7:00〜8:40
パーソナリティ:小谷大輔、湯浅円
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