
10月17日に、三回忌という節目を迎える西田敏行さん。亡くなってから2年がたとうとしている今も、その温かな存在感は変わらない。
西田さんは「市民の誇り」
「西田さんが20年以上にわたってナレーションを担当していたのが、テレビ朝日系のドキュメンタリー番組『人生の楽園』です。本編のナレーションは小木逸平アナが引き継ぎましたが、視聴者からのリクエストにより、オープニングだけは西田さんのまま継続しています」(スポーツ紙記者)
今後も変わらずに西田さんの声を聞くことができるのか、テレビ朝日に聞くと、
「番組の制作内容に関わりますので、コメントは差し控えさせていただきますが、生前の西田さんには20年以上も温かみのあるナレーションで番組を支えていただきました。今もその声は多くの視聴者に愛されています」
とのことだった。
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さらに、西田さんの故郷である福島県郡山市では、
「駅前の商業施設『ビッグアイ』の中に、西田さんの出演した作品にまつわる写真や衣装などを展示するスペースが、今秋にも常設されることが決まっています」(地元紙記者)
郡山市では、西田さんに“名誉市民”の称号を贈り、'25年9月にも西田敏行展『愛してるぞ〜い!』を開催していた。このときの反響が、常設展示の設置につながったという。
「昨年に実施した企画展終了後、市民から引き続き展示を求める意見が寄せられました。市としても、企画展を通じて国民的俳優として多くの人々に愛された西田さんの魅力を改めて深く認識したところであり、西田さんのご功績やお人柄を市内外に継続的に発信するべく、常設展を設置することになりました」(郡山市の担当者、以下同)
“今秋”とされている展示のスタート時期については、
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「11月に開設する見込みです。西田さんがこれまでに出演した映画やドラマの写真や音声、衣装や記念品などを展示する予定です」
とのこと。今回が初公開となる貴重な展示品も含まれるという。
「市民から親しまれ、愛された西田さんは、市民の誇りであると思います。市外や県外にお住まいの方も訪れやすい場所ですので、ぜひお越しください」
と、アピールする。
西田さんが何より愛したもの
地元で愛され続ける一方で、都内にある西田さんのお墓を訪ねると、手入れが行き届いており、きれいな花も手向けられていた。
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「この秋にも、きちんとお彼岸の法要を行ったそうですよ」(寺の近隣住民)
自宅付近でも話を聞くと、
「もう三回忌になるんですね……。生前の西田さんを何度か見たことがあります。晩年は、玄関のドアまでのたった4段の階段すら、上るのが大変そうで……」(自宅の近隣住民、以下同)
と、西田さんをしのぶ声が聞こえてくる。
「今はあまり人の出入りを見かけなくなりましたが、掃除も植栽の手入れもされているし、ときどき窓を開けて換気もしているようですよ。今も、奥さんや娘さんが暮らしているのかもしれません」
西田さんが何よりも愛していたのが、妻と2人の娘たちだったという。
「妻の寿子さんは、結婚当初の決して裕福とはいえない暮らしを忘れることはなかったそうです。西田さんの収入が増えてからも、むやみやたらに贅沢をするのではなく、セール品の“掘り出し物”を喜んでいたとか。そのおかげで西田さんは、ただがむしゃらに働くのではなく、本当に心に響くいい仕事をしたいと思えていたとか」(芸能プロ関係者、以下同)
『釣りバカ日誌』や『ドクターX』といった人気作に欠かせない俳優だった西田さん。確固たる地位を築いても、家族の未来を気にかけていた。
「大御所の芸能人が亡くなると、遺産や権利関係を巡る親族間のトラブルが報じられることも少なくありません。しかし西田さんの場合、自宅や所有していた賃貸用のマンションなどは、妻と2人の娘たちがスムーズに相続したといいます」
そこには、家族への“慈愛”が満ちており、
「自身が亡くなった後も、愛する妻や娘たちが金銭的な不安を抱えることなく、穏やかに暮らしていけるようにという思いがあったのでしょう。自宅は'88年の購入当時で4億円を下らない豪邸。現在の価値もかなりのものでしょう。家族が将来、困らないための“基盤”を密かに固めていたのです」
西田さんが遺した“贈り物”は、家族を支え続けていくだろう。
週刊女性2026年10月20日・27日号

