
《このままでは日本の民主主義が破壊されてしまうかもしれない》
10月5日に自身のXでこう綴り、日本の政治について強い危機感を示した著名ミュージシャン。ロックバンド・LUNA SEAのギタリストとして知られるSUGIZO(57)だ。
SUGIZOは1998年にLUNA SEAとして『NHK紅白歌合戦』に初出場。その後もX JAPANやTHE LAST ROCKSTARSとして『紅白』のステージに立ち、これまでに計5回の出場を果たしている。
この日、SUGIZOはX上のあるアカウントが4日に投稿した《「政治はよくわからない」「自分には関係ない」 そう思っていても社会のルールが変われば、暮らしも、無関心でも無関係ではいられない》というポストを引用。
そのうえで、冒頭の言葉に続けて《『国民主権』ではなく『国家主権』へと》と指摘。続けて《前世紀へ、戦前へ逆戻りしては絶対にいけない》と綴り、最後に《政治に、憲法に無関心でいられても無関係ではいられない》と呼びかけた。
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SUGIZOが政治や社会をめぐる問題について発信するのは、今回が初めてではない。
8月5日には、《日本国憲法の3大原則、国民主権、平和主義、そして基本的人権の尊重を、絶対に変えてはならない》と投稿し、《今を「新たな戦前」にしないために》と警鐘を鳴らしていた。
また、国際平和デーの9月21日には、《恩師 坂本龍一さんは言っていた。「戦争は外交が失敗した結果だ」と》と綴ったうえで、政治に対して《必死で外交して相互理解を求めるべきではないか》と主張し、《それこそが政治責任ではないか》と続けた。
さらに、《僕ら国民は今まで以上に権力や周囲の同調圧力に流されず、政府、権力者を監視し、物申して、暴力ではなく平和を創造することに全力で舵を向けさせるべきだ》と呼びかけ、最後には《日本は絶対に戦争に巻き込まれてはならない》と強調していた。
こうした発信の背景には、SUGIZO自身が長年続けてきた社会活動がある。
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1990年代後半、娘が生まれたことをきっかけに戦争や社会問題に関心を持つようになったという。以降、難民支援や反原発、環境問題などに取り組み、東日本大震災や熊本地震、西日本豪雨などの被災地にも足を運んできた。難民支援では、ヨルダンやシリア、パレスチナの難民キャンプでコンサートやワークショップを行った経験もある。
一方で、社会的なテーマを音楽や言葉で発信することに対して、これまで批判を受けてきたことも明かしている。
2023年に「朝日新聞GLOBE+」のインタビューに応じた際には、《「音楽が、ロックが、政治的、社会的な意思を表現するのはタブーでしょ」みたいに言う人は少なくなかった》と回想。
そのうえで、《その時代、その時代で表現すべき社会的な意識があるほうが自然》と語り、《社会のうねりや意思をくみとる役割も持ちながら、ロックや、あらゆる芸術は存在している》と、自身の表現に対する考えを明かしていた。
今回のSUGIZOの投稿に対しても、Xでは《批判を恐れずに果敢に立ち向かう姿勢にはリスペクトしかありません》《同じ思いで政治を見ています》など、共感や支持を示す声が上がる一方で、
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《頼むから音楽に集中してくれ》
《あんたの音聞く度にこれ系思い出して嫌になる 自分の影響力考えて》
《他のメンバーが音楽に専念しているだけに、SUGIZOさんの政治に関する発言はとても残念》
といった批判的な意見も見られた。
「SUGIZOさんの場合、政治や社会について発言することは、ここ数年になって始めたものではありません。難民支援や被災地での活動など、実際に社会的な問題と向き合ってきた経験があり、そのなかで感じたことを音楽や言葉にしてきた人です。
もちろん、著名なミュージシャンが政治について発言すれば、それを支持する人だけでなく、反発する人が出てくるのも自然なことです。実際、SUGIZOさん自身、過去には社会的なテーマを扱った楽曲を発表したことで、音楽関係者やリスナーから強い批判を受けた経験を明かしています。
それでも、SUGIZOさんは自分が感じた問題を見過ごさず、音楽や言葉を使って発信することをやめていません。むしろ、著名人として影響力があるからこそ、自分の立場から声を上げることにも意味があると考えているのではないでしょうか」(芸能ライター)
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