ななまがり『キングオブコント』は“初恋の相手” 10年ぶり決勝に熱い思い【キングオブコント ファイナリストインタビュー】

0

2026年10月15日 16:01  オリコンニュース

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

オリコンニュース

ななまがり(C)TBS
 コント日本一を決める求人ボックス presents『キングオブコント2026』が17日午後6時からTBS系で生放送される。相性はいいよね、蛙亭、元祖いちごちゃん、ザ・マミィ、ジェラードン、ダウ90000、ななまがり、ニッポンの社長、や団、ヤッホイと敗者復活戦を勝ち抜いた1組が、3445組の頂点を目指すが、オリコンニュースではファイナリスト10組へのインタビューを連載形式で紹介していく。

【集合ショット】豪華芸人がズラリ!2026キングオブコント記者会見の模様

 初決勝は、相性はいいよね、ヤッホイ、ダウ90000の3組。2021年にはトリオでファイナリストとなったジェラードンは、コンビでは初の決勝進出となった。そのほか、2年ぶり6回目となるニッポンの社長、5年連続5回目のや団、3年ぶり3回目となる蛙亭、10年ぶり2回目のななまがり、5年ぶり2回目のザ・マミィ、2年連続2回目の元祖いちごちゃんと、バラエティー豊かな顔ぶれになった。

 ファイナリストの発表と合わせて、惜しくも決勝に勝ち上がることができなかった25組のうち、敗者復活戦に進む上位10組も発表。決勝進出の1枠をかけた、歴史的な1回目の敗者復活戦に挑む10組は、江戸川ジャンクジャンク、オフローズ、cacao、喫茶ムーン、しずる、生姜猫、スパイシーガーリック、そいつどいつ、ネルソンズ、破壊ありがとう(※50音順)となった。大会史上初の開催となる敗者復活戦。『キングオブコント』に新風を巻き起こすのは一体誰だ。

 同大会は2008年から毎年行われ、今年で19回目。プロアマ問わず、芸歴制限なく出場可能で、歴代キングはバッファロー吾郎、東京03、キングオブコメディ、ロバート、バイきんぐ、かもめんたる、シソンヌ、コロコロチキチキペッパーズ、ライス、かまいたち、ハナコ、どぶろっく、ジャルジャル、空気階段、ビスケットブラザーズ、サルゴリラ、ラブレターズ、ロングコートダディが名を連ねている。

■ななまがり(森下直人、初瀬悠太、)
――ファイナリストとしての改めての感想、意気込み?

【森下直人】10年ぶりの決勝進出でして。準決勝までは、だいたい毎年いっていたので。結果発表の時のやつで、ずっと名前呼ばれなかったので、ちょっともう信じられなかった。しかも最後に呼ばれたので、心臓が持たなかったです。でも、うれしかったですね。叫んじゃいました。

【初瀬悠太】僕も呼ばれないもんだと思っていましたね(笑)。もうトラウマになっているんで。マジで精神的なトラウマ。「また呼ばれへん」と思っていたけど、呼ばれてめっちゃうれしくて。ホンマに感極まっちゃって、涙出そうになったんですけど、また横で(相方が)「パラレルワールドの浜田雅功」とか言い出して(笑)、そこで一気に涙が引きましたね(笑)。せっかくやったら、泣きたかったっすね(笑)。

――決勝に向けて

【森下】リベンジ!TBSなので、やられたらやり返す!倍返しだ!

【初瀬】半沢(直樹)ね(笑)。ファイナリスト記者会見で、冗談っぽく言っちゃったんですけど、今現状ですよ?現状は、満足しちゃっているんです(笑)。決勝に散々来られなかったんで。正直な思いは満足なんですけど、ここから決勝に向けて、ネタをもう一段階上げていく中で、優勝したいという気持ちは湧き出てくると思います。

――準決勝までいって、呼ばれなかったこの間、心が折れそうになったりはありましたか?

【初瀬】キングオブコントに関しては、マジで…。

【森下】ボッキボキに折られていましたから。

【初瀬】人生のくやしかった出来事ランキングの上位は、『キングオブコント』の準決勝で落ちたことだらけやと思いますね。ホンマに何回も行ったって思って行けなかったことも何度もありました。

【森下】漫才に浮気もしていました(笑)。オレらは、漫才師なんだって。

【初瀬】逆に『キングオブコント』のくやしさによって、漫才を全力で取り組めたというのもありました。

【森下】たしかに、そうね。芸人として、より強固にさせてくれた。『キングオブコント』については、第1回大会から我々出ていて、これまで18組のキングを見てきたので。19代目は我々が…。

【初瀬】このままじゃ、終われないっていう感じですね。周りから「まだ出るんですか?」って言われるんですけど、出ない選択肢がないっていう感じですね。

――昨年までとの違い

【初瀬】ネタをたくさん作っているのは変わらず、毎年新ネタ28本おろす、単独ライブとかやっているのですが、変わったことと言えば、六本木に吉本のコント劇場ができて、出番をめっちゃいただいているので。コントをやる機会がめちゃくちゃ増えたんで、そこのおかげもけっこうあるかなって僕は思います。

【森下】本当に朝から晩までコントをしているので、素の時間の方が短いんじゃないかっていうぐらい(笑)。

――準決勝のネタ2本はいつ生まれて、ブラッシュアップをしていったのでしょうか?

【初瀬】『フェニックスライブ』という、一度死んだネタを蘇らせるライブみたいな、マヂラブさんがもともと主催でやっていたライブがあるんですけども、そこに僕らけっこうレギュラーぐらいで出させてもらっていたんです。今回の準決勝での1本目は、去年の『フェニックスライブ』でやったネタなんですけど、それは元々10年前の僕らの初ルミネ単独で生まれたネタだったんです。そのネタも強いネタとして持っていたんですけども、なかなか仕上がりきらずに。

【森下】その年はその年で、またやりたいネタなどもできていたので、その時の『キングオブコント』ではやらず、しばらくしてそのネタがあったことを忘れていたんです。

【初瀬】それで、久しぶりにライブでやってみるかと、『フェニックスライブ』でやってみたら「これいけんちゃう?」ってなって。僕ら、周りからも散々言われるんですけど、ネタ作りすぎて何のネタやっていいかわからんっていう状態があって(笑)。でも、逆にこれの貯金があったというか、確かにこんなところに埋もれていたかっていう。

【森下】そこから叩き上げていったんですけど。(この一連の流れが)縁起がいいというか。マヂラブさんも『M-1』優勝したネタが、この『フェニックスライブ』でフェニックスさせたやつだったそうなので。

【初瀬】僕らのアーカイブがすごいことになっているので、掘り返してみるもんやなって。

――『キングオブコント』とはどういう存在?

【初瀬】『キングオブコント』に関しては“初恋の相手”っていうイメージですね。いろんなステキな人、現れましたよ(笑)。賞レースっていうと。全然、みなさん好きなんです(笑)。ダブルインパクトちゃん、R-1ちゃん…

【森下】THE SECONDさんとか(笑)。

【初瀬】それぞれステキな方、なんなら『キングオブコント』よりもステキな方がいたかもしれない。結局、最初の幼なじみというか…。

【森下】僕ら、3つの賞レース決勝行っているんで、3人の元カノはいる。最初に付き合ったのは『キングオブコント』ちゃんなんで、よりを戻したいなって(笑)。

【初瀬】『キングオブコント』ちゃんがいろんな人と結ばれるのも見てきました。ビスブラとか、空気階段とか。

【森下】特に空気階段とかは、大学時代の後輩で、取られまして。NTRですよね(笑)。

【初瀬】でも『キングオブコント』ちゃんと結ばれてきた人たちを見ていたら、タイプとしては、僕らのこともタイプなんじゃないかなって思いますけどね(笑)。『キングオブコント』ちゃんのタイプにも入ってるんじゃないかなって。

【森下】本当の意味で、容姿も問われていないなって(笑)。

――今年のファイナリストの顔ぶれについて

【初瀬】本当に、このメンツで戦えるのはうれしいっすね。すごくいい大会になりそうな予感がめっちゃしますね。盛り上がりそうっていう。もちろん優勝したいですけど、このメンツで戦えることが、まずうれしいです。しかも敗者復活とか、今年から始まる新たな試みの時に決勝出られるっていうのは、ホンマにうれしいですね。個性的勝負になりそうですけど、そこで負けないくらいの個性が僕らにあると思います!

【森下】昔から個性的でやっていますので(笑)。

【初瀬】元祖個性的っていうか(笑)。

【森下】個性でいうと、元祖いちごちゃんより元祖ですから(笑)。

――感謝したい人

【森下】パッと思い浮かぶのは、ミルクボーイさんですね。同じ大学の落研出身で、1年上で、ずっとあの人らが「次はお前らやぞ」って言うてくれて、自信を保たせてくれている。

【初瀬】大阪芸術大学の落研で、僕ら世代では最初にチャンピオンなったので。ミルクボーイさんが『M-1』チャンピオンになった時に、なれるんやって勇気づけられたというか。なので、特別な存在ですね。実は今年、初めてどんなネタをやるのかを内海さんにLINEしたりもしました。今年はホンマに迷って。内海さんの言うとおりにしようっていうわけではなく、単純に意見が聞きたくて。どう思うんやろうって。

――敗者復活、決勝の審査員2人増員について

【初瀬】僕は、審査員が2人増えたことはすごくうれしいです。1人の好みで変わらないなって思うんで。個人的には、多ければ多いほどいいと思うタイプなので、納得度が違うと思うんです。

【森下】どんな結果になったとしても、まぁみんなが言うてるしなって。結果良ければいいんですけど。そうじゃなかった時に、あの人があと何点入れてくれればとかも、どうしても考えちゃうので。それが分散されるっていうことを考えると、偉そうですが、審査員としてもよさそうだなって。審査員の人とお仕事すること、まだありますし。それで、いい点数つけてくれたら「好き!」みたいになるじゃないですか(笑)。


――新しい風が吹いている印象を受けますが、世代交代の雰囲気を感じていますか?

【森下】世代交代までは行ってないなという感じはしますよね。ヤッホイとか、相性はいいよねとか、新しい風もきているうえで、ニッポンの社長とか、ザ・マミィとか、や団さんとか、混ざっている状態がすごくいいなと思います。ヤッホイ、今回の準決勝で初めて見たんですけど、めちゃくちゃ面白かったですね。もちろん出てくるかーと思います。

【初瀬】次々と新しい人が出てくるので、まず準決勝に行けた時点でうれしかったですもん。敗者復活に出る江戸川ジャンクジャンクとか、2日通して僕らより前の出番やったんですけど、準決勝出るまでは知らなかったんです。それで、いざ準決勝が始まってみたら、めちゃくちゃおもろいやんとか、その時に「うわ、まだまだおるわ」って感じます。

【森下】若手というには、ちょっと行きすぎていると思うんですけど、まだ現役でいられるっていう、そのうれしさはあります。

【初瀬】変な話、まだまだ若手の気持ちなんです。僕らがベテランとも一切思っていないので。

【森下】優勝しない限り、ここから格が上がるっていうことがないので。

【ななまがり】
初瀬悠太と森下直人によるお笑いコンビで、2008年に結成。TBS「水曜日のダウンタウン」の企画「新元号を当てるまで脱出できない生活」に出演し、注目を集めた。『キングオブコント』は2016年にファイナリスト、『THE SECOND 〜漫才トーナメント〜』で24年にファイナリスト、漫才とコントの二刀流日本一を決めるお笑い賞レース『ダブルインパクト』では25年と26年の2年連続ファイナリスト、ともに『R-1グランプリ』のファイナリスト(森下は20年、初瀬は26年)でもある。

    ニュース設定