限定公開( 1 )
12月25日に放送されたTVアニメ『ちびまる子ちゃん』(フジテレビ系)第1083話。今週も前半と後半がセットで一本の話になっている長編で、まる子の住む町・清水に焦点が当たったお話が展開された。
作品のタイトルは「『富士山を探して』の巻」。ある日、まる子はたまちゃんと歩いていると、指フレームをしているクラスのしっかり者・長山くんに遭遇。理由を尋ねると、アマチュア無線仲間で町の写真をとるのが趣味な大学生・百合子さんが、九州から清水へ富士山に写真を撮りに来るとのことで、良い撮影スポットを探していたのだという。
わざわざ九州から富士山を撮りにくる人がいると聞いて、改めて富士山の良さに気付くまる子。その日、さくら家の食卓では富士山トークで賑わった。すると友蔵は富士山以外にも、百合子さんに清水らしいものを見てほしいと言い出し、清水次郎長の笠とマントをまる子の前で被ってみせたのだが、これはもちろんあっさり却下。
その後長山くんから電話がきて、富士山の見えるおススメの場所を教えてくれないかと言われたまる子。長山くんは富士山の見える良い場所は個人個人で違うと思い、それらをたくさん集めて百合子さんに紹介しようと考えたのだ。長山くんに協力すべく、はまじ、ブー太郎、たまちゃん、野口さんも集まり、それぞれが長山くんに個人的な富士山の見える絶景スポットを紹介していく。そして百合子さんが来る当日もみんなで案内することになった。
百合子さんが清水にやって来た日。早速みんなの富士山スポットを紹介しようと思ったのだが、天気はあいにくの曇り。この日は富士山がほとんど見えなかった。そのうち天気が回復するかもと、とりあえずほかの各スポットを回ってみるもどこからも富士山を見ることは出来ず。それでも百合子さんは気分を落とすことなく「みんなの話を聞いてるだけで富士山のイメージが湧いてくるわ」と笑顔でいる。
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せっかくなのでみんなで記念撮影をとなり、通行人の男性2人がシャッターを押してくれることに。男性は百合子さんがわざわざ九州から富士山を見に来たことを聞くと、天気が良かったら自宅の2階の窓から“日本一”の富士山の眺めを見せてあげたかったという。するともう一人が「うちの縁側から見える富士山が一番だ」と張り合い喧嘩を始めてしまう。こんな様子をみても百合子さんは「清水の人は心から富士山を大切に思ってるんですね」とまた笑顔。
その後、男性の家でお茶を御馳走になったまる子たち。しみじみとお茶を飲む子どもたちを見て、百合子さんは「さすが清水の子どもね」とシャッターを切る。また道の途中、清水次郎長コスプレをした友蔵を見つけると写真を連射し、「こんなところで次郎長親分に会えるなんて」と百合子さんは大喜び。
さらにたばこ屋のおばあちゃんに出身を尋ねられ、百合子さんが「九州」と答えると、おばあちゃんは申し訳なさそうに「こんな天気でごめんね」と謝り「富士山が見えなかった分清水のミカンを食べてちょうだい」と百合子さんに渡す。
清水の良さをたくさん体験できた百合子さんは子どもたちにお礼をするために駄菓子屋に。すると静岡ならではの光景、“駄菓子屋のおでん”に驚くのだった。百合子さんは名物の黒はんぺんを食べてとっても満足した様子。
最後に「清水って町が大好きになった」と子どもたちにお礼を言い、また来ると約束して電車に乗る。電車から清水の町を見ると、なんと先ほどまでは雲で隠れていた富士山が姿を現していた。百合子さんは咄嗟にカメラに手を伸ばすも、その手を止め、ただ富士山を眺めるのであった。
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この話には「まる子いい話で泣ける、清水行きたい」「いつも以上に静岡推してくるな」「なにを急に思い出したかのごとく清水を全面に出してるんだ」「今日のまる子は静岡一色で和む」といった感想が上がっていた。
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