昨年7月、メロン畑に除草剤をまかれ、6600玉が枯れる被害にあった寺坂農園が、再起をかけたクラウドファンディング「【寺坂農園】回復プロジェクト」を開始した。
北海道・富良野でメロンなどを生産している寺坂農園は、顧客へ直接届ける産地直送を行うことで人気を呼んでいた。しかし昨年7月、何者かにビニールハウス全31棟の内6棟に除草剤をまかれる事件が発生。全生産量の約20%におよぶ6600玉のメロンが枯れ、1500万円分もの売上を損失した。さらに、枯れたメロンの廃棄処分費用や犯罪対策費用、キャンセル対応での通信費・人件費などを合わせた被害総額は947万円にのぼり、このままでは5月に資金不足に陥るという。
事件後、しばらく途方に暮れていた寺坂さんだったが、全国から寄せられた応援メッセージの中に「クラウドファンディングをやってください。何か支援させてください」「何かの形で応援したいです」という声があり、クラウドファンディングを決意。寺坂さんは、「何が何でも、この危機を乗り越えて経営状態を回復しメロン農家を継続していくんだ」と意気込んでいる。
「【寺坂農園】回復プロジェクト」では、被害にあったメロンハウス6棟分の損害と今年の再生産費用1600万円の支援を募集。支援は3000円から100万円までの16コースがあり、1万円のコースからは寺坂農園で育てた富良野メロンもリターン品に登場。最も高額な100万円のコースに出資するとビニールハウスの命名権がプレゼントされる。
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