ミランに所属するイタリア代表FWマリオ・バロテッリが、ロベルト・マンチーニ監督が指揮するトルコのガラタサライへ移籍する可能性が高いと4日、トルコのスポーツ・ポータルサイト『Fanatik』が報じた。
同メディアによると、ガラタサライがバロテッリに450万ユーロ(約6億3000万円)の年俸を支払うことで合意に達したという。また、ミランにも2000万ユーロ(約28億円)に700万ユーロ(約9億8000万円)のボーナスが付く移籍金が提示されているものとみられる。これは、ミランが2013年冬にマンチェスター・Cからバロテッリを獲得した際に支払った移籍金とほぼ同額のもの。ミランが出場できない来シーズンのチャンピオンズリーグにガラタサライが出場できることが、バロテッリにとって関心を高めるものだと伝えられている。
また、チームを指揮するロベルト・マンチーニ監督は、バロテッリをインテル時代にデビューさせた指揮官で、マンチェスター・Cでも指導を行っている。関係は常に良好であったわけではなかったが、上手く指導できるとみているようだ。
しかし、この報道をバロテッリの代理人を務めるミーノ・ライオラ氏はイタリアの移籍情報サイト『calciomercato.com』のインタビューで完全否定。「根拠のない情報だ」と一蹴している。バロテッリにはアーセナルが2500万ユーロ(約35億円)に近い移籍金を用意して獲得を狙っていることもいくつかのイギリスメディアによって報じられている。
一方、イタリア紙『ラ・レプッブリカ』はミラン新監督就任が決定的となったフィリッポ・インザーギがバイエルンのクロアチア代表FWマリオ・マンジュキッチの獲得を欲していると伝えている。バロテッリの放出で得た資金を元手にマンジュキッチの獲得に動く可能性が取り沙汰されている。