内村光良にすがるため、妻・徳永有美アナを復帰させる『報ステ』テレビ朝日の末期症状

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2018年10月03日 00:02  サイゾーウーマン

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サイゾーウーマン

「女性自身」10月16・23合併号(光文社)

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 安倍政権の内閣改造により、片山さつき議員が地方創生相で初入閣。規制改革と女性活躍も担当するとか。片山氏といえば生活保護バッシングに、貧困女子高生バッシングを率先してやっていた人物。いいのか、これで。

第430回(9/27〜10/2発売号より)
1位「徳永有美 『報ステ』復帰に“密約”――『テレ朝で夫ウッチャン新番組を!』」(「女性自身」10月16・23合併号)
2位「平尾昌晃さん ジャニーズ作詞ゴリ押しと小柳ルミ子号泣事件」(「週刊女性」10月16日号)
3位いくつか
「安藤サクラ 私にとっては『一生に1度だからこそ――』」(「週刊女性」10月16日)
「短期集中連載 アムロスに負けない 最終回」(「週刊女性」10月16日)
「佐藤アツヒロが明かす“タッキー引退”への思い」(「女性自身」10月16・23合併号)

 いやはや――。10 月1日、『報道ステーション』(テレビ朝日系)がリニューアルし、元テレビ朝日アナウンサーの徳永有美アナが13年ぶりに古巣のテレビ朝日に復帰した。そして「女性自身」では、この復帰の舞台裏について、徳永アナをかわいがっていた同局の早河洋会長兼CEOの鶴の一声で復帰が決定したこと、徳永アナのギャラが破格厚遇だとした上で、テレ朝の思惑をこう指摘したからだ。

「バラエティ番組の低迷にあえぐテレ朝としては藁にもすがる思いで内村さんの力を借りたいところ。そうはいっても、一方的に内村さんを出禁にした負い目がある。そこで、徳永さんをまず戻すことで、彼女に内村さんとの橋渡し役をお願いしたいというもくろみもある」(テレビ朝日関係者のコメント)

 この“内村”とは、もちろん徳永アナの夫であるウッチャンナンチャンの内村光良。2人はかつて不倫関係であり、その騒動で内村はテレ朝を出禁になっていたのは周知の事実だ。さらに、徳永復帰にこうしたテレ朝の思惑が一部で報道もされていた。

 しかし、これが本当だとしたら大きな問題だ。というのもこの夏『報ステ』には大きな異変が起きていたから。これまで社会派ネタ、政権批判も果敢に行ってきた『報ステ』だがそれが激減、変わってスポーツものがトップにくるなんてことも。

 その背景には安倍晋三首相と親しい早河会長の存在と、チーフプロデューサーの交代があったと言われるが、その流れの中で浮上したのが、これまでサブキャスターを務めてきた小川彩佳アナの降板と徳永アナの起用だった。

 小川アナは社会問題などを積極的に取材し、ジャーナリスティックな切り口に定評があったが、それを“忖度”降板させ、スポーツがメインの徳永を起用。『報ステ』の方針変換には合致しているのだろうが、さらにその背景に夫・内村の出禁を解いて、すり寄って、バラエティ番組に出てもらって、視聴率を上げてもらう、そんな思惑まであったとしたら、報道機関として噴飯物だろう。

 テレ朝からしたら一挙両得かもしれないが、ホント、末期症状だな。

 平尾昌晃の遺産問題は、正式に株主総会が開かれ、問題とされた妻Mさんが一部会社の社長を退任するなどして、一応沈静化しつつある。そんな中、「週刊女性」が取り上げたのがジャニーズとMさんの関係だ。なんでも2009年、少年隊・東山紀之が主演の『「必殺仕事人」シリーズ』(テレビ朝日系)の主題歌(東山、TOKIO・松岡昌宏、関ジャニ∞・大倉忠義のユニット)をめぐり、一悶着あったという。この主題歌の作曲は『仕事人』シリーズの音楽担当をしてきた平尾。で、平尾サイドが無名の作詞家を指名してきたが、それがMさんだった。ジャニーズも何者かわからない作詞家の起用に難色を示したが、しかしMさんは平尾に「作詞をさせて」とゴリ押ししたという。

 さすが「週女」。平尾遺産問題に、こんなディープなジャニーズネタを絡めてくるとは。

 しかもそれだけではない。12年頃、小柳ルミ子のレコーディングに立ち会ったMさんが、なんと小柳の歌にダメ出しをして、号泣させたこともあるのだとか。すごいなMさん。

 「週女」は平尾(息子たち)サイドのディープな情報源があるようで、記事を読むと、Mさんの“後妻業”ぶりを強く打ち出しているように見える。ともあれ、遺産問題とジャニーズを絡めたこの切り口、とっても「週女」らしいです。

 そのほか、いくつか興味深い小ネタがあったので、3位以下。

 まずはNHK朝の連ドラがスタートした安藤サクラのグラビアインタビュー。32歳のサクラだが、現在のドラマは女学校を卒業したての設定。それでこんな話をしている。

「最初は自分おばちゃんだし、ヒロインとして映ることに、すごく不安があったんです。それを、スタッフのみなさんの力で、私をヒロインにしてくださって」

 確かに。前作『半分、青い。』でも29歳の佐藤健の高校生姿に違和感がなく、18歳だった永野芽郁がアラフォーになったら、それっぽく。やっぱりすごかったんだな、NHKの朝ドラスタッフ、と妙に納得。

 「週女」の安室奈美恵引退での短期集中連載の最終回。素敵なエピソードが紹介されていた。語るのは新宿2丁目で「AMR安室奈美恵ナイト」を13年にわたり主催してきた女装家のバブリーナさん。16年、このイベントにアムロ本人が姿を表し、楽しそうにバブリーナさんたちのパフォーマンスを見ていたらしい。そして——。

「安室さんがファンクラブの動画コンテンツのお仕事を私に振ってくださったんです。“これをきっかけにバブリーナさんのお仕事が増えるといいなと思って”とおっしゃっていたとスタッフさんから聞き」

 アムロ! やっぱり素敵。

 主演舞台での初演出に挑んでいるというジャニーズ事務所の佐藤アツヒロ。その密着取材のさなかに、偶然(?)タッキーの引退が重なったのか、“タッキー引退”を語っている。そこで佐藤はタッキーに「1人ですべて背負うことはない」として、こんなことを。

「俺もいるし、(堂本)光一も、錦織(一清)さんも、東山(紀之)さんもいる」

 “長男”マッチは――。いない!?

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