貯金っていくらあればいいの? 正しい考え方を知ろう!

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2015年05月07日 16:01  ノーツマルシェ

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貯金っていくらあればいいの? 正しい考え方を知ろう!

ファイナンシャルプランナーとして活動していると、時々、「貯金って、いくらあればいいですか?」と聞かれます。答えはどれくらいなのでしょうか。考え方をお伝えします。


 


■ 1.目安は生活費の3か月〜1年分


日本FP協会では、「毎月の生活費の3か月〜1年分」を目安としてあげています。つまり、毎月20万円使っている人だったら、貯金は60万〜240万円しておけば、いざという時安心ということです。


 


■ 2.それで安心ですか?


しかし、それを聞いて、あぁなるほどと思いましたか? それで大丈夫かなって思いましたか? 上記の金額はあくまで目安です。全然貯金がなくても平気な人もいるし、10年分くらいないと心配という人もいます。


答えは、あなたの心が決めているのです。


 


■ 3.どうして貯金がないと不安なのでしょうか?


貯金がなくても平気という人は、解決方法を知っているという場合と、何も考えていないという場合があります。前者であればいいのですが、後者の場合は、一緒に聞いてください。


貯金がないと不安なのは、何かが起こったときに、どれくらいかかるかわからなくて、(1)足りなかったらどうしよう、(2)足りないときの解決方法がわからなくてどうしよう、の2種類があると思います。


 


(1) 足りなかったらどうしようを解決するには


お金が必要なことにはどんなものがあるか書き出してみましょう。普段の生活費、万が一(病気、介護、倒産など)の費用、夢・目標を叶えるための費用など、自分にとって必要だったり、起こりそうなことを想定して全部書き出してみましょう。


次に、書き出したものにどれくらいのお金が必要か調べてみましょう。調べ方がわからないときは、我々のような専門家に聞いてください。


(2) 足りないときの解決方法を知るには


次に、調べてみて足りないというときは、足りる状態にする方法を考えてみましょう。借りる、安くできる方法を調べる、収入を増やす、など意外といろんな方法を思いつきます。


解決できるとわかったら、必要以上に貯金がない不安はなくなりませんか?


 


不安の原因は「わからない」です。知ることで、安心感が得られます。普段から、何にどれくらいのお金が必要か、調べておきましょう。


[執筆:阿部 理恵(ファイナンシャルプランナー&カウンセラー),2015年5月7日]


 


※写真:(c) maridav / 123RF.COM、本文とは関係ありません


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  • フローとストックを教えないで貯金をとばかり言う金融教育には辟易します。
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