【ハウツー】今年も大行列が必至! Lucky Bagを手に入れるための準備&心得とは

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2014年12月31日 11:02  マイナビニュース

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写真提供:マイナビニュース

●装備の心得
2015年1月2日、全国8店舗のアップル直営店で、朝8時から福袋「Lucky Bag」が販売される。毎年人気のLucky Bagだが、真冬に徹夜で行列し、体調を崩してしまう人も少なくない。それでも並びたいという人に、初回から毎年Lucky Bagに並んできた「Lucky Bag行列のプロ」が行列時のポイントを紹介しよう。


○装備の心得


一、防寒対策を怠るべからず


一月二日の早朝は寒い。例年、銀座の路上では0〜5度程度まで下がる。今年は強い寒気が度々来訪していることもあり、氷点下に下がる可能性もかなり高いだろう。はっきり言って「今年はヤバい」というのが筆者の正直な気持ちだ。


それでも並びたい、という人は、とにかく防寒対策だけは過剰なまでにしておいたほうがいい。どの程度の防寒装備が必要になるかは地域にもよるが、東京で並んでいる筆者の場合は「スキーに行ける格好」を目安にしている。自分で工夫するのが面倒なら、スノーボードやスキーの防寒具をそのまま着込んでくればいい。


必ず忘れてはならないのは、手袋、厚手の靴下、それに帽子とマフラーまたはネックウォーマーの存在だ。防寒に大事なのは「首」とつく部分の防御で、ここをしっかり防護して暖気が漏れないようにしていれば、それだけでもかなり違うもの。また、使い捨てカイロも服に貼り付けられるものを2〜3箇所、できれば足の裏にも貼っておきたい。


いずれにしても、ジーパンと革ジャンで並ぶのは愚挙以外の何物でもない。なぜか毎年見るのだけど。


二、食料と飲み物を忘れるべからず


行列時の無聊を紛らすためにも、単純に腹を空かせては戦にならないから、という理由でも、飲食物は持っていた方がいい。何を食べても構わないが、ゴミ処理を考えると、汁が残るカップ麺などは不向き(飲み干すなら構わない)。また、魔法瓶に入れていてもお湯は簡単に冷めてしまうので、暖かい飲み物などを飲みたい人は覚悟しておこう。路上で火を使うのは危険なので、できればストーブ/バーナーの使用は控えたい。


三、ゴミ袋を忘れるべからず


今年6月のiPhone 6の発売日では、いつもと客層が違ったせいもあるのだろうが、相当なゴミが行列後に残されていた。これは論外だ。ゴミは必ず自分の手で処分しよう。


行列に並んでいれば、そのうちApple Storeの店員や警備員がゴミ袋を持って回収に来てくれるのだが、向こうも急いでいるので、タイミングを逃すと回収してもらえないこともある。スムーズに捨てるには、ゴミが出た側からすぐに袋にまとめておき、散らかさないでいるのが最善手だ。


また、タバコは必ず喫煙所に行って吸おう。吸い殻をその辺に捨てていくなんてのはもってのほかだ。


四、バッテリーを忘れるべからず


行列の間の暇つぶしには、スマートフォンやタブレット、携帯ゲーム機などが最適だが、長時間の行列ともなると、電池切れは免れ得ない。そんなわけでモバイルバッテリーは今や必須装備のひとつといっていい。容量については、多ければ多いほどいい。たっぷり持って行こう。


●行列の心得1
○行列の心得


一、トイレの場所を把握するべし


長時間の行列では生理現象への対応が最大のポイントだ。基本的に、正月はコンビニ以外の店は一部を除いてほとんど開いていないため、必然的に公衆トイレを使うことになる。あいにく筆者は銀座と表参道以外の事情には詳しくないため、この2店に限って説明しよう。


銀座店の場合、最寄りのトイレは銀座二丁目交差点を入ってJRA WINS銀座のそばにある「元豊玉橋際公衆トイレ」と、銀座通り口交差点前にある「築地警察署銀座1丁目交番」そばの「京橋際公衆トイレ」、このふたつだ。この二カ所が埋まっていた場合、銀座通り口交差点から新京橋方面に歩いて行った途中にある「水橋公園内公衆トイレ」やその先の「新京橋際公衆トイレ」、ちょっと遠いが築地署前にある「亀井橋際公衆トイレ」という選択肢もある。また、地下鉄銀座1丁目駅にも改札外にトイレがある。銀座は案外トイレが多い街なのだ。


表参道の場合は、Apple Store前を100mほど原宿方面に歩いたところにある「表参道ヒルズ公衆便所」が最寄りとなる。手前にコンビニもあるが、コンビニのトイレはあくまでお店の利用者のためのもの。基本は公衆トイレを使うことを忘れないように。 このほかの6店については、残念ながら把握していないので、現地で周囲の人に聞いてみよう。事前に調べられるようであれば、調べておくのがベターだ。


二、前後の人に挨拶を忘れずに


列に着いたらそのまま並ぶわけだが、ほとんどの人は途中で必ずトイレや買い物などで行列を離れることになる。このとき、列の前後の人に「すいません、ちょっと席外します」と一声かけていこう。ほとんどの場合、これで何の問題もない。逆に席を離れる人がいれば、荷物がなくなったりしないよう、見てあげよう。


三、長時間席を外すべからず


最近は行列に並ぶのを一種のお祭りとみなし、販売の何日も前から並ぶ人もいるが、さすがに一人で何日も並ぶのは辛いのか、場所だけ取って長時間空けていることが多い。こうした行為は後ろに並んでいる人には面白く映らないこともあり、実際に数年前、先頭に数日前から並んで配信などしていたが、半日近く席を外していた人が、後ろに並ぶ人たちに荷物を撤去された例を目撃している。こうしたトラブルを招きたくなければ、長時間席を外さないのが一番。風呂などに行くなら、必ず一声かけて了承をとっていこう。


●行列の心得2
四、割り込みするべからず


行列には数名のグループで来る人も多いが、このとき最初に並んでいたところに、あとから仲間が加わることがある。当人たちにとっては「最初からこの人数で並ぶ予定だった」と言いたいだろうが、後ろに並んでいた人たちにとっては「後から来たやつは後ろに並べ」と言いたくなるのも当然だろう。一説には、軽犯罪法第1条第13号で、行列の割り込みには拘留または過料が科せられる恐れがあるという。余計なトラブルを起こさないためにも、仲間がいようがいるまいが、列に並ぶのは現地に到着した順、これを徹底したい。


五、現地に迷惑をかけるべからず


行列というのは、並んでいる当人たちは楽しいかもしれないが、現地の住人にとっては単なる迷惑だ(自分の家の前にずらっと人が並んでいるとしたら、どう思うだろうか?)。夜中もうるさく、ゴミを捨てていき、自分の店に客が入る邪魔になる。こうした不満が募れば、やがてアップルに行列を作るな、という圧力がかかることになる。行列を作っている側は現地に迷惑をかけている自覚を常に持とう。


六、トラブルを起こすべからず


どんなものであれ、行列というのは警察からいい顔をされない案件だ。何かトラブルがあった場合、いつでも行列を解散させられる危険があると思っていい。楽しいお祭りに参加したはずが、自分がLucky Bagにトドメをさしてしまった、ということにならないとも限らないのだ。絶対にトラブルは起こさないように。


***


毎年ヒートアップするLucky Bagの行列だが、今年は都内に3店舗めとなる表参道店が誕生したため、都内は3箇所から選べるようになった。表参道店は新たな基幹店舗としての位置付けもあるようで、イベントも多く催されており、駅から近いという利点もある。毎年銀座で悔しい思いをしている人は、表参道店が狙い目かもしれない。


ただ、いずれにしても確実を期すなら、前日の午後までにはどこに並ぶかを決めておいたほうがいいだろう。


(海老原昭)



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  • これの中国語、韓国語版を現地に張り出しておけ。
    • イイネ!19
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