震災直後のトーホグ。TVが自粛とACばっかり、さりとて被災のニュースを直視できなかった頃、もう高校生中学生の子どもらが、ひととき笑顔で見つめていたのがアンパンマンでした。普遍性というのはこれだと思い知りました。

『非常に不思議なことにね、幼児というのは、お話の本当の部分がね、なぜか分かってしまうの』これだね　話がわからずとも、子どもはちゃんとヒーロー番組の本質を理解出来るもの　アンパンチを叩くのはお門違い

やなせさんからは「勇気」と「元気」を貰うことが出来ました。確かにチャンバラごっこはしても人は殺さない。アンパンチの是非だけでこの方の生み出したものの良さまで否定したくない。

『UN-PUNCH』たからパンチじゃない…従って『暴力的』ではない…?www

そう、僕も共感。そこなんですよ。「正義とはかっこいいものじゃない」　元々泥臭くって孤独な戦いですよ。正義なんっていうものは。ヒーローなんてガラじゃない。

ドキンちゃんがばいきんまんくんに「お願い」をするとこはええのん？

水木先生の鬼太郎も妖怪を退治せず、改心させるのが目的だった。

親がしっかりと教えることは勿論大切。だが散々創作物に触れてきたのにそこから学ぶことなく無根拠な誹謗中傷やら差別、ヘイトにかまけるネットユーザーが親のことをとやかく言えるとも思わん。

ばいきんまんは「素直になれない子供」の象徴。素直に頼めば分けてもらえるものを、イタズラで奪おうとして、嫌われて叱られる。実は可哀想な存在。ロボの武器が、相手の物にちなんでいる事が多いのも、そんな屈折の表れ。

アンパンチがNGなら、テレビ番組のほぼ9割の内容がNGになる。 見た目だけで揚げ足とって、その真意を考えようとしない。個々の浅はかな物差しで、知った風な物言いをして、いたずらに世間を惑わすものも、、

「正義のための戦いなんてどこにもないのだ　正義はある日　突然反転する　逆転しない正義は献身と愛だ」…か。ちょっとでもモノを描いたり何かを表現する事をやってる人なら、心に留めて置かなきゃならん金言だね。

悪の“ばいきんまん”は、ぜったいにパン工場を攻撃しないだろ？ わかるかい“黒幕”は、優しい顔した“ジャムおじさん”なんだよ。そういや日本が戦争の時、皇居は空襲を免れ無傷だったね… おっと、客人が来たようだ。

前に誰かが言ってたけど、アンパンチを直接バイキンマンに叩き込んでいるシーンってのは存在しないんだよね。直に殴っているシーンなんて出てくれば暴力的だと非難されるのも納得はいくが。