大阪の人間にとって「アホ♪」はOh my dear!くらいの意味。「アホ！ボケ！カス！」と三連打で初めて罵倒の言葉となる。

『おーまーえーはー あーほーかー』『あんたバカァ？』……うん、とちらも特に嫌ではない。

どっちも嫌ですけど。

アホとかバカとかって、悪い意味だけじゃないもんな。

アホは三国志の劉備の息子の幼名から来てるんですよね 暗愚だったし 馬鹿は秦の時代で始皇帝の死後 国を良いように牛耳った 趙高が鹿のことを馬と言わせたのは始まりとか

関東人だけど、名古屋人の旦那に「アホか！」って言われるとかなりムカッとする。「アホ」って私は使わないからか言われるとすごく抵抗がある。「バカか！」なら親に言われてきたから問題なし

アホは経過的に聞こえるのであくまで今は愚かだが未来までは否定しないっていう印象で、バカは結果的に聞こえるのでそう言える人なりに最後まで考えてくれたのだと安心する。個人的にだけど。

一番、腹立つのは馬鹿や、アホに「ばか、あほ」を言われることだな。

阿呆の呆は痴呆の呆でもありそれ自体にぼんやりしているなどの侮蔑的な意味合いがあり、他方で阿は御に近い意味合いがある。つまり前に御を付けて御前みたいな。だから侮辱するなら呆で充分。

「バカ」は突き放した感がある。一方、明確なネガティブ感情による「アホ」は猛毒になる。

どっちも嫌だけど、東西で違うのは興味深い

「良い意味で」って言えば許されると思ってる奴がいる。