台風シーズン続く 南の海上は熱帯低気圧や台風が発生しやすい状況

3

2024年09月04日 10:04  日本気象協会

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

日本気象協会

台風シーズン続く 南の海上は熱帯低気圧や台風が発生しやすい状況

南の海上は積乱雲の発達しやすい状況となっています。台風11号は西よりへ進み、日本への直接的な影響はないでしょう。小笠原諸島の東の海上にある熱帯低気圧も今のところ、あまり発達しない見込みです。ただ、新たな熱帯擾乱(熱帯低気圧や台風)が発生する可能性もあります。



●南の海上は積乱雲の発達しやすい状況


衛星画像を見ると、南の海上では白く輝く雲が連なっています。

南シナ海で大きな渦を巻く雲は台風11号の雲です。台風11号は今後も西よりに進むでしょう。日本へ近づくことはないですが、台風周辺の湿った空気が流れ込み、沖縄では大気の状態が不安定になる所がありそうです。急な雨にご注意ください。

また、小笠芦原諸島の東の海上には熱帯低気圧があります。この熱帯低気圧は、今のところ、あまり発達することはなさそうです。

ただ、南の海上は積乱雲の発達しやすい状況となっており、フィリピンの東の海上でも積乱雲が湧いています。今後、熱帯擾乱(熱帯低気圧や台風)が発生する可能性もあり、沖縄に影響を与える可能性もあります。今後の情報にご注意ください。


●9月も台風シーズン


9月も台風シーズンです。平年では9月の台風発生数は5.0個と8月に次いで多くなっています。また、平年の9月の日本への接近数は3.3個、上陸数は1.0個と8月と同程度です。近年でも2022年には9月に6個もの台風が接近しました。

台風シーズンが続きます。台風に備えて、非常持ち出し袋やハザードマップの確認をしておきましょう。水はけをよくするため、側溝の掃除をしておくことも大切です。



このニュースに関するつぶやき

  • 今まで被害の大きい台風は9月が多い気がする。
    • イイネ!0
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(3件)

ニュース設定