地元を離れ東京に来てみると、交通システムの違いに戸惑う人が多いようだ。長野県の50代前半の男性が、東京で初めてバスに乗ったときのこと。
「前払いにビックリした。地方では、距離別の後払いだから。 運転手さんに、マイクで注意された」
危うく無賃乗車扱いされるところだったのだから驚いただろう。(文:湊真智人)
渡り始めてから「片側4車線」に気づいた
山形県の50代前半の男性は、駅のホームで「今度の電車は短い10両編成で…」というアナウンスを聞くや、
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「ウチの近くの駅では長くて4両なのだが」
と思わずツッコミを入れたらしい。共感する人も多いのではないか。
「とにかく道路の車線が多いこと!」と話すのは、栃木県の50代前半の女性。地元では「車線は多くても片側2車線程度」というから、その驚きにも納得できる。
ゆえに、女性にはある「恐ろしい記憶」が残っているという。それは「国道1号線の横断歩道のないところを、左右確認して渡り始めた」際のこと。
「片側が4車線もあることに渡り始めてから気づき、中央分離帯でいったん休んでから、もう片側を渡りきった」
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何事もなく済んで良かったが、そもそも交通量の多い都内で横断歩道がない車道を横切ろうとするのは危険だ。東京に出たときにはくれぐれも注意したいものである。