時間が経つと品質が低下する恐れがある「化粧品」。異臭・変色・中身の分離などがある場合は処分の必要がありますが、「どのように捨てれば良いのだろう…」と悩むことも。花王株式会社の公式Xアカウント(@KaoCorporate_jp)が、知ってそうで意外と知らない「化粧品の正しい捨て方」を詳しく紹介しています。お住まいの自治体で指定がない場合、液体やクリームなどの中身は、以下のような手順で捨てるのが良いとのこと。
紙・布などを活用して、「燃えるゴミ」として分別
▽液体…化粧品・乳液・美容液・リキッドファンデーションなど
紙や不要になった布などに染み込ませて、「燃えるゴミ」として捨てましょう。
▽液体(火気注意のもの)…除光液・香水・オイルタイプのメイク落としなど
「引火性」があるため、火気のない風通しのよい屋外などで作業してください。紙や不要になった布などに染み込ませて、よく乾燥させてから「燃えるゴミ」として捨てましょう。
▽クリーム・ジェル状・高粘土の美容液など
紙や不要になった布などに包んで、「燃えるゴミ」として捨てましょう。
▽パウダー状…フェイスパウダー・パウダーファンデーションなど
紙や不要になった布などに包んで、「燃えるゴミ」として捨てましょう。プレストタイプの商品は、ビニール袋などに入れて飛び散らないようにしてから、表面を叩いて割ると中身が取り出せます。
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▽スティック状…リップ・リップクリーム・コンシーラー・繰り出しペンシルなど
スティック状のものは、中身を最後まで繰り出して容器から折るようにして取り出し、紙や不要になった布などに包んで、「燃えるゴミ」として捨てましょう。
「ヘアスプレー・制汗剤」は中身やガスを出し切ってから処分
一般的にスプレー缶と呼ばれる「エアゾール」には、引火性のガスが使われているものが多くあります。中身(内容液)やガスが残っていると、捨てるときやゴミ回収時、廃棄物施設での処理作業時などに引火して、火災事故の原因になることも。風通しがよく火気のない屋外で、シューッという音がしなくなるまでボタンを押し、残った中身やガスを出し切ってから、各自治体の分別方法に従ってゴミに出してください。
▽出典
・花王株式会社 公式X/使い終わった化粧品や、古くなった化粧品の処分方法
・花王株式会社公式/化粧品の捨て方
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