1997年1月期にフジテレビ系で放送された織田裕二主演の連続ドラマ『踊る大捜査線』。それまでの刑事ドラマとは一線を画し、警察内部の縦割り社会や上下関係、人間模様を描き、社会現象を巻き起こした。翌98年に『踊る大捜査線 THE MOVIE』が公開され、興行収入100億円超え(101億円)の超大ヒットを記録。日本映画に新しいビジネスモデルとエンタメの可能性を示した作品として、現在でも高く評価されている。
2003年には、映画第2弾『踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』が公開され、興行収入173.5億円を記録。20年以上経った今もなお、邦画実写記録の圧倒的頂点に君臨している。
登場人物たちが持つ個性的なキャラクターも愛され、05年に『交渉人 真下正義』(興行収入42億円)、05年に『容疑者 室井慎次』(興行収入38.3億円)のスピンオフ映画が公開。10年に『踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!』(興行収入73.1億円)、12年に『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』(興行収入59.7億円)が公開された。