雑誌の原稿や写真撮影を請け負うフリーランスのライターらへの原稿料などを著しく低く定めたとして、公正取引委員会が近く下請法違反(買いたたき)で、出版大手「KADOKAWA」(東京都千代田区)と同社子会社に再発防止などを勧告する方針を固めたことが8日、関係者への取材で分かった。
子会社は雑誌「レタスクラブ」などの出版を手掛ける「KADOKAWA LifeDesign」(同)。
関係者によると、KADOKAWA側は2023年1月、レタスクラブの記事を執筆するライターや写真を撮影するカメラマンら下請け業者に対し、同誌4月号の掲載分から原稿料などの引き下げを一方的に通告した。フリーランスを含む20以上の業者が対象になった。