私だったら、なんて答えたらいいかわからないです。とっさに返事できないだろうし、恥ずかしさのあまり怒ってしまうかもしれません……。どうフォローしたらいいのか焦ってしまいましたが、義姉は慣れているのかサラリと受け流したのでした。
それから数年が経ち……。
トイレから出た私は、いきなり息子のショウに聞かれました。「ママ、大と小どっち!?」
その瞬間、私はピンときたのです。
旦那が「大」か「小」か当てるゲームを教えたのだろうと……。息子にはしっかり伝えておかなければいけません。
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私にはあのときのお義姉さんみたいに華麗に受け流すスキルはありません。
このまま自分の子どもが、誰かのトイレの「大」「小」を当たり前に口に出す人になったらイヤだと思ったのです。
女性のトイレを議論するなんてセクハラみたいでいたたまれなかったし、あのときの不快感を忘れることはできませんでした。
もしかしたらなかには義母のように、トイレの「大」「小」ネタを面白がる女性もいるのかもしれません。
でも私は今後、何年経ってもそうはなれないと思います。
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原案・編集部 脚本・物江窓香 作画・マメ美 編集・井伊テレ子