元日の能登半島地震、翌日の日航機と海保機の衝突という波乱の幕開けとなった2024年。その後も、大谷翔平が電撃婚&「50-50」達成、与党が衆院選で大敗、トランプ前大統領が返り咲くなど、国内外問わず衝撃的なニュースが相次いだ。そこで、本誌が目撃してきた2024年のスクープのなかでも、とりわけ反響の大きかったものを改めて紹介する。
日本赤十字社へのご入社目前の3月下旬、お一人では初めて伊勢神宮と神武天皇陵を参拝された愛子さま。地元が歓迎ムード一色となったなか、伊勢では叔母である黒田清子さんとの“再会”を期待する声があがっていた。その背景には黒田さんが築き上げてきた品格と、お二人の絆があって――。(以下、女性自身2024年3月26日号)※年齢は掲載当時のママ
学習院大学の卒業式まで、あと1週間ほどとなった愛子さま。皇室担当記者はこう語る。
「3月下旬に、1泊2日で三重県と奈良県を訪問される予定です。皇室では人生の節目に、皇室の祖先が祀られている伊勢の神宮と、初代天皇とされる神武天皇の山陵へ参拝することが慣例となっています。愛子さまは今回、ご成年、そして大学ご卒業と日本赤十字社ご就職を奉告されると思われます」
愛子さまは学習院女子中等科時代の’14年に伊勢神宮、’16年には神武天皇陵を天皇皇后両陛下とともに参拝されているが、お一人でのご参拝は初めてのこと。
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この度の単独ご訪問に、地元では歓迎ムードが盛り上がりつつある。伊勢神宮関係者によれば、
「愛子さまのご来訪は、20日の卒業式の翌週で、1日目は神宮の内宮と外宮を参拝した後、ホテルに宿泊され、2日目は朝から奈良に向かわれると聞いています。
宿泊されるのは眺望に定評がある名門ホテルとのことで、天皇陛下と雅子さまもご新婚のころ宿泊されています」
また宮内庁関係者たちの間でも、こんな期待が高まっている。
「伊勢では、神宮の祭主を務めている叔母さまの黒田清子さんとお会いになるのではないかといわれているのです。小柄でユーモアもある清子さんは、眞子さんや佳子さまから“ねえね”と呼ばれて、慕われていました。愛子さまもお小さいころは、まねをして“ねえね”とお呼びになっていたそうです」(宮内庁関係者)
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清子さんが、祭主としてご挨拶のために御所に参内する機会はあるが、実現すれば愛子さまが清子さんと、二人きりでお会いするのは初めてのことになるという。
■清子さんは伝統を打ち破ってきた皇女
前出の伊勢神宮関係者は、
「秋篠宮さまと紀子さまは立皇嗣の礼の後、神宮を参拝され、内宮で玉串を捧げられています。その玉串は黒田清子さんが供えたものでした。ご参拝後、秋篠宮ご夫妻は黒田さんと食事を共にされたと伺っています。
“身位”という点では、愛子さまのご参拝に、黒田さんが立ち会う必要はありません。ただ愛子さまは、黒田さんのティアラをお借りになっており、“皇室を支えていく”という志を受け継いでいらっしゃいます。
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黒田さんも、愛子さまとゆっくりお話ししたいという気持ちは強いと思います。現地で食事を共にされるのであれば、愛子さまが泊まられるホテルでしょう。食事会は、愛子さまのご卒業祝いも兼ねたものになると思われます。黒田さんは学習院大学文学部を卒業しており、愛子さまにとっては“直系の先輩”にあたります。
黒田さんはワインなどのお酒もお好きですし、愛子さまもケニア大統領夫妻の昼食会ではワインや日本酒を口にされていたそうです。リラックスした雰囲気で懇談されるのではないでしょうか」
宮内庁関係者や伊勢神宮関係者が、“二人きりの対面”に期待しているのは、愛子さまに黒田清子さんを皇女としてのお手本にしていただきたいという願いがあるからだ。
宮内庁関係者が続ける。
「天皇の娘を皇女と呼びますが、黒田清子さんは、歴史上に存在した多くの皇女のなかでも伝統を打ち破ってきた“特別な皇女”なのです。
まず清子さんは、大学卒業後は山階鳥類研究所の非常勤研究助手になり、“労働対価による給与”を得た史上初の皇女でした。また戦後に皇室典範が制定されて以降、皇族・華族出身者ではない“ふつうの市民”と結婚した初めての皇女でもあります。
さらに’13年には、フランス大統領を迎えた宮中晩餐会へ、招待客として出席しています。元皇族が招待される側として宮中晩餐会に出席したのは初めてのことで、ほかの出席者とにこやかに歓談し、『さすが品がおありだ』と、評判になったのです」
静岡福祉大学名誉教授の小田部雄次さんも、黒田清子さんの“品格”は、皇室の権威に貢献していると考えているという。
「黒田さんと愛子さまは、天皇の娘であり、国民の支持が高いという共通点があります。 黒田さんは結婚してからも、元内親王の品格と品性を保ち続けており、それは皇室にとっても財産だと思います。
愛子さまにも、ぜひ黒田さんの半生から学ぶことで、皇室の品格を保ち続けていただきたいです」
皇族数の減少により、公務の担い手が減っていくなかで、“清子さん待望論”はいまだに根強い。
「政府内で、結婚した元皇族女性に“皇女”の尊称を贈り、公務を担っていただくことが検討されたこともありました。宮中晩餐会などの行事に出席しているだけではなく、清子さんは上皇ご夫妻のもとを頻繁に訪れるなど、“陰になり日なたになり”皇室のために尽力を続けています。
愛子さまは成年皇族になられての会見で、両陛下に向けて《「これからも長く一緒に時間を過ごせますように」という言葉も添えたいと思います》などと話されています。愛子さまも、清子さんから“皇室を生涯支え続ける心得”を受け継ぎたいとお考えなのではないでしょうか」(前出・宮内庁関係者)
ご公務とお仕事の両立、両陛下のサポート、そして結婚……、愛子さまは“ねえね”と、どのような相談をされるのだろうか。
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