山形県で積雪3メートル超 北陸の平地では平年の3倍超も さらなる積雪増加に警戒を

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2025年02月07日 11:50  日本気象協会

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日本気象協会

山形県で積雪3メートル超 北陸の平地では平年の3倍超も さらなる積雪増加に警戒を

強い寒気の影響で、日本海側では大雪となっています。山形県の肘折と大井沢では積雪が3メートルを超えています。福島県の会津若松では積雪が統計開始以来1位の値を更新しました。輪島などの被災地を含む北陸では平年の3倍以上の積雪となっている所も多くなっています。明後日9日(日)にかけて大雪による大規模な立往生などに警戒してください。



●日本海側で積雪増加 会津若松では統計開始以来1位の値を更新


日本付近に流れ込む強い寒気の影響で、日本海側の地域では降雪が続き、特に東北の日本海側を中心に積雪が急増しています。山形県の肘折と大井沢では積雪が3メートルを超え、今日7日午前11時現在の積雪の深さは、肘折で325センチ、大井沢で320センチとなっています。
また、福島県会津地方でも積雪が増えていて、会津若松では121センチと、1953年の統計開始以来、1位の値を更新しました。(同じ福島県の金山でも、2007年の統計開始以来、1位の値を更新しています。)
さらに、北陸地方では、富山、石川県輪島など、平年の3倍超の積雪を観測している所が多くなっています。


●積雪はさらに増える見通し 大規模な立往生などに警戒を 名古屋も積雪か


大雪は明後日9日(日)にかけて続く見通しで、東北の日本海側や北陸、関東甲信の山沿いや岐阜県、近畿北部などを中心に、さらに雪の量が多くなるでしょう。大規模な立往生が発生するおそれもあるため、広域の迂回やルートの変更なども検討してください。大雪に加えて、暴風雪や高波にも警戒してください。
さらに、普段雪の降らない太平洋側の地域でも雪が降り、積雪となる所がある見通しです。四国や近畿の太平洋側、名古屋など東海の平地でも、積雪や路面の凍結などに注意してください。


●雪道運転 万が一に備えての安心グッズ


雪道運転をする場合、立ち往生など万が一に備えて、次のものを用意しておくと安心です。

(1)防寒着やカイロ、毛布など暖をとるもの
暖房がとまってしまった際の車内温度の低下に備えましょう。

(2)飲料水や非常食、モバイルバッテリー、簡易トイレ、懐中電灯
長時間、車内で過ごすことや夜間のトラブルを想定して準備しておきましょう。

(3)ブースターケーブル、 牽引ロープ、タイヤチェーン
バッテリー上がりの際に使用するブースターケーブルや発進不能になったときの脱出に役立つ牽引ロープもあると良いでしょう。スタッドレスタイヤだけでは対処しきれないほどの積雪にも対処するため、タイヤチェーンもあると役立ちます。

(4)軍手、ゴム手袋、長靴、スコップ
除雪ができるものを準備しておきましょう。マフラーが雪に埋まると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こすおそれがあります。

雪道を運転する際は、もしものときに役立つグッズをクルマに積んでおくようにしてください。加えて、出かける前に燃料が十分にあることを確認しましょう。ただし、気象情報や交通情報を確認し、大雪や猛吹雪が予想される場合は、外出の予定を変更したり、移動手段を変更したりすることも検討してください。



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