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13日(木)は、全国的に風が強まり、特に関東では、今シーズン1番の強風が続出しています。11時までの最大瞬間風速は、千葉・東京の八王子・栃木県の奥日光などで、25メートルを超えました。関東の風の強い状態は、沿岸部を中心に、夜まで続きそうです。交通機関の乱れや車の運転などに、十分お気をつけください。
●関東で今シーズン1番の強風が続出 理由は?
13日(木)は、西に高気圧、東に低気圧といった「西高東低」の「冬型の気圧配置」となっています。全国的に風が強まっていて、風が強い理由は、天気図にあらわれています。本州付近では、等圧線が縦じまに並んでいて、等圧線同士の間隔が狭いほど、風が強く吹くのです。
午前中は、特に、関東を中心に、風が吹き荒れました。
11時までの最大瞬間風速は、栃木県の奥日光で27.3メートル、千葉で26.2メートル、東京の八王子で25.5メートルと、いずれも今シーズン最も強い風を観測しました。また、埼玉県の熊谷、さいたま、東京都の羽田空港、千葉県の成田空港などでも20メートルを超えて、今シーズン1番が続出しました。
最大瞬間風速が20メートルを超えると、風に向かって歩けなくなり、転倒する人も出て、高所での作業はきわめて危険です。また、高速道路を車で運転中の場合、横風に流される間隔が大きくなるレベルです。
東京都心は、10時39分に、18.0メートルを観測しました。
●午後も 関東沿岸部を中心に 北風強い
関東では、13日(木)午後も、沿岸部を中心に、北風が強いでしょう。
11時現在、関東の広い範囲に「強風注意報」が発表されています。沿岸部では、夜まで風の強い状態が続きそうです。
この強風によって、沿岸部を走る電車や高速道路など、交通機関に影響がでるおそれがあります。沿岸部の高速道路では、運転する際に横風に流される可能性がありますので、注意が必要です。また、自転車や歩く際も、強風で転倒しないよう、十分お気をつけください。
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