【柔道】パリ金の角田夏実７カ月ぶり復帰戦Ｖ　ともえ投げ「留守」でも４試合連続一本勝ち

＜柔道：グランドスラム（GS）バクー大会＞◇14日◇アゼルバイジャン・バクー◇男女5階級

女子48キロ級でパリ五輪金メダリストの角田夏実（32＝SBC湘南美容クリニック）が五輪以来約7カ月ぶりの復帰戦を4試合連続の一本勝ちで制した。

決勝では同銅メダリストのバブルファス（スウェーデン）と対戦。偽装攻撃で指導2が重なる劣勢も、すぐに組み手で奥を持ちながら相手の偽装攻撃と首抜きを誘発して指導差を取り返す。そのまま担ぎ技なども見せながら優勢に進め、3分51秒に消極的姿勢を取られた相手に3つ目の指導が出て勝利を決めた。

パリ後は両肩の痛みで3、4カ月をリハビリに費やした。昨年12月から本格的な練習を再開。大会前に「ともえ投げは留守です」と最大の武器の手応えが薄いと明かしていた。この日もともえ投げでの一本勝ちはなかったが、しっかりと4試合を勝ち抜いた。