平将明デジタル大臣が“マイナ保険証”のメリットを解説!「マイナ保険証でお薬情報などがわかる」「治療履歴と照らして適切な手当ができる」

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2025年02月15日 06:10  TOKYO FM +

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平将明デジタル大臣が“マイナ保険証”のメリットを解説!「マイナ保険証でお薬情報などがわかる」「治療履歴と照らして適切な手当ができる」
笹川友里がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「DIGITAL VORN Future Pix」(毎週土曜 20:00〜20:30)。この番組では、デジタルシーンのフロントランナーをゲストに迎え、私たちを待ち受ける未来の社会について話を伺っていきます。2月8日(土)の放送は、平将明(たいら・まさあき)デジタル大臣をゲストにお迎えして、今後の日本のデジタルシーンや平大臣が目指す未来の姿などについて伺いました。


(左から)平将明デジタル大臣、笹川友里


平大臣は、1967年生まれ東京都出身。早稲田大学法学部卒業後、家業の大田青果市場仲卸会社3代目社長、東京青年会議所理事長などを経て、2005年の衆議院議員総選挙において東京4区で初当選。その後、2019年に内閣府副大臣(防災、行政改革、IT政策、宇宙政策等)を経て、2024年10月にデジタル大臣、デジタル行財政改革担当大臣、国家公務員制度担当大臣、サイバー安全保障担当大臣、内閣府特命担当大臣(規制改革)に就任しました。

◆就任後、真っ先に取り組んだマイナ保険証

はじめに、昨年10月に入閣してから現在までの取り組みについて伺うと「まずは河野太郎 前デジタル大臣からマイナンバーカードと健康保険証を紐づけるマイナ保険証を引き継ぎました。そして私が大臣に就任した日に『マイナ保険証は予定通り進めます』と申し上げました」と声を大にします。

また、デジタル庁は「誰一人取り残されない、人に優しいデジタル化を。」というミッションを掲げており、平大臣は「デジタル化の波についていける人はできるだけ利用してください。一方で、デジタル化に対して不安があり、苦手な人は、アナログのままでいいと私は思っています。一定の人がデジタル化に向かうと、待ち時間や処理時間の短縮にもつながり、いろいろなサービスや支援ができるようになり、アナログ手段を続ける人にも恩恵があります。」と解説。

改めてマイナ保険証のメリットについては「マイナ保険証を持っているとお薬情報などがわかるので、例えば、自然災害で避難生活が長引いて持病の薬がなくなっても、薬の履歴を見て支援できたり、街で救急車で運ばれてしまったようなときも、救急救命士さんがマイナ保険証の治療履歴と照らし合わせ、適切な手当ができたりするので持っておいたほうがいいと思います」と続けました。

そして「こうしたことを丁寧に説明したうえで、予定通り昨年の12月には紙の保険証の新規発行を廃止することにしました。ただし、不安な方は申請しなくても紙の資格確認書が送られてくるので心配ありません。アナログ手段の選択肢を残したことは大きかったと思います」と振り返ります。

◆AIアイデアソン・ハッカソンに手応え

続いて、昨年11月と今年1月に開催されたAIアイデアソン・ハッカソンをピックアップ。これは、デジタル庁で実施されたイベントで、デジタル庁だけでなく、東京都の都政との関連性が高い外郭団体などから多くのAIエンジニアが参加し、行政職員の業務に関する悩みを解決するAIアプリの試作品開発などをおこないました。

笹川が「面白い取り組みですよね!」と称賛すると、平大臣も「とても面白い試みです。私はAIを不安視せずにフル実装したほうがいいと考えています。現場で問題を抱えている人と、AIの技術者が議論し合ってソリューションを出していくことが大事だと常々思っていましたので、まずはこのAIアイデアソン・ハッカソンを実施しようと。デジタル庁は対応が早いので、すぐにそれをアレンジした形ですでに2回ほど開催していますが、その効果はすごいですね」と手応えを語ります。

また、今後デジタル庁として注力していきたいことを尋ねると、平大臣はAIと即答し、「1回目のAIアイデアソン・ハッカソンは東京都と一緒にやりましたが、行政職員の悩みにAIエンジニアが相談に乗り、5時間のあいだに37〜38もの業務改善アプリのプロトタイプができました」と言います。

そのなかで生まれた「仕様書の作成支援AI」に注目した平大臣は「生成AIは、時に誤った回答をするリスクがあるので、デジタル庁で安全性の確認をして、まずはデジタル庁に導入。その後、横展開で全省庁に導入。さらに、東京都と協働しているので垂直展開もできるわけです。そうしてAIの導入はスピーディーに進んでいくと思います」と期待を込めます。

◆ガバメントクラウドの実装を目指す

最後に、行政のデジタル化を進めていくうえで解決すべき課題について伺うと、平大臣はガバメントクラウドについて言及。

ガバメントクラウドとは政府共通のクラウドサービスのことで「クラウドサービスが当たり前になる以前は、みんな自前のサーバーを用意して、自分たちでアプリケーション・ソフトを使っていました。今、自治体の数は1,750ぐらいあります。でも、それぞれの自治体がそれぞれにサーバー・ソフトウェアを調達して、IT人材だけでなくサーバーセキュリティ人材も調達するのは正直不可能なことです。ですので、例えば『世界最高水準セキュリティのガバメントクラウドを政府で用意しますから、それを使ってください』と。よく銀行のコンピューターシステムのサーバーが不具合を起こすケースがありますよね。3つぐらいの銀行が統合するだけでいろいろなことが起きてしまうのですが、それを我々は1,750も集約させて、ひとつのデジタルガバメントを作ることに挑戦しています」と解説します。

これに笹川が「それが実装できるのは何年ぐらい先でしょうか?」と質問すると、平大臣は「当初の計画では、2025年の年度末までを目標にしていましたがコロナ禍期間もあり少し先延ばしになりました。さらに5年というタームのなかで、できるだけ早い時期に実現しようと思っています」と力強く答えていました。

次回2月15日(土)の放送も、引き続き平将明デジタル大臣をゲストに迎えてお届けします。平大臣が目指す“未来の日本の姿”とは?

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2月8日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2025年2月16日(日) AM 4:59 まで
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。
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<番組概要>
番組名:DIGITAL VORN Future Pix
放送日時:毎週土曜 20:00〜20:30
パーソナリティ:笹川友里

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  • メリットの準備が真面に出来てないだろ、準備万端で進めろよって話なんだよ。
    • イイネ!1
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