2025年F1第1戦オーストラリアGP表彰式 左から2位マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、優勝ランド・ノリス(マクラーレン)、ロブ・マーシャル(マクラーレン チーフデザイナー)、3位ジョージ・ラッセル(メルセデス) 2025年F1第1戦オーストラリアGPの決勝レースで優勝〜5位のドライバーが日曜日を振り返った。優勝〜5位のドライバーはランド・ノリス(マクラーレン)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、ジョージ・ラッセル(メルセデス)、アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)、アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)だ。
■アレクサンダー・アルボン(アトラシアン・ウイリアムズ・レーシング)決勝=5位(57周/57周)6番グリッド/タイヤ:インターミディエイト→インターミディエイト→ミディアム→インターミディエイト
「すごくうれしい。本当にクレイジーなレースだったから、まだよく理解できていない。チームにとって素晴らしい成果だ。5位というのはとても特別な結果で、今年はそう何度もこういうチャンスはめぐってこないかもしれない」
「チームのストラテジストは素晴らしい仕事をした。とても難しい状況だったんだ。こういうコンディションは僕たちにとって好ましいものではないけれど、それでも中団勢のなかで最強のチームのひとつとしての力を示した」
「今日のようなレースで獲得したポイントには大きな意味があるし、今後についてもポジティブに考えられるよ。チームの結束が強く、ピットウォールで(リタイアした)カルロス(・サインツ)が手伝ってくれたのも素晴らしかった。この結果を、懸命に作業に当たってくれたグローブのファクトリーの全員に捧げる」
■アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)決勝=4位(57周/57周)16番グリッド/タイヤ:インターミディエイト→ハード→インターミディエイト
「信じられないほど波乱に富んだレースだった。路面コンディションはかなりトリッキーだったよ。今日はさまざまなコンディションに対応しなければならなかったけれど、チームとして良い仕事をしたと思う。スタートからフィニッシュまですべてをうまくコントロールできたことに満足しているし、16番手スタートから4番手でフィニッシュできたのは、本当にポジティブな結果だ。F1デビュー戦と考えると、この内容に文句はないよ」
「チームのためにジョージが表彰台に上がったのも素晴らしいことだった。僕たちにはマクラーレンに挑めるほどのペースはなかったけれど、トロフィーを手にするのはいつだってうれしいことだ」
「週末全体を通して、良い学習経験になった。昨日、フロアにダメージを受けてQ1で敗退したのは、もちろん残念なことだった。でも今日はそこから立ち直り、1レースでたくさんのことを経験できたのは、F1ドライバーとしての僕の成長のために本当によいことだ」
「最初の週末は好調だったから、来週の中国で、勢いをさらに伸ばしていきたい」
■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)決勝=3位(57周/57周)4番グリッド/タイヤ:インターミディエイト→ハード→インターミディエイト
全員にとって簡単なレースではなかったので、3位でフィニッシュし、新シーズン初の表彰台を獲得できたことをうれしく思う。変わりやすいコンディション下で、コースから外れないように走ることが、時々困難だった。摩耗したインターミディエイトタイヤで走行中に雨が少し強くなった瞬間があり、レース終盤にはスリックタイヤを履いている時に土砂降りになった。
チームは今日、素晴らしい運営をしてくれた。最大限の結果を出したことは間違いない。マシンのペースは表彰台争いをするのに十分なものだったが、通常のコンディションでマクラーレンに挑戦するには、もっとスピードを見つけ出さなければならないことは分かっている。
(アンドレア・)キミ(・アントネッリ)は、デビュー戦で素晴らしい仕事をした。16番手から4位までポジションを上げたのは、とても印象的だし、それをグランプリデビューで達成したのだから素晴らしいよ。昨日は不運にも予選でフロアにダメージを負ってしまったが、彼は今日のこの結果にふさわしい仕事をした。
チーム全体にとって今シーズンを良い形でスタートしたといえる。上海に移動して来週末の中国GPで何ができるかを見るのが楽しみだ。
■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)決勝=2位(57周/57周)3番グリッド/タイヤ:インターミディエイト→ミディアム→インターミディエイト
チームにとって良い結果を出すことができた。慌ただしいが楽しいレースだったよ。コンディションはかなり難しくて、コース上がとても滑りやすかった。でもウォールにぶつかることなく、トラブルを避けることができた。それが一番重要なことだったから、満足している。
マクラーレン勢を追い抜くのは難しかった。僕たちはタイヤのオーバーヒートとデグラデーションに苦しんでいたんだ。インターミディエイトはコンパウンドがスリックよりもソフトなので、その現象がさらに顕著なんだ。
マクラーレンはタイヤの温度コントロールをうまくできていて、そのために容易に僕たちを引き離していった。だから僕たちもタイヤをもっと良い状態で維持できるように取り組めば、それが役立つはずだ。
とはいえ、前回のメルボルンより18ポイントも多く獲得できたのはよかった。昨年よりも改善された証だし、最終的には楽しく走れた。
ピットストップのタイミングは遅かったけれど、いずれにしても2位だったから、この結果には満足だよ。
次の中国まであと数日しかないから、どれぐらい改善して、状況を好転させられるか分からないが、向上を目指して努力するよ。シーズン最初のレースに全力で挑み、たくさんのことを学んだ。ポジティブなスタートを切ることができたと思う。
(走行後の会見で、最後のタイヤ交換について語り)彼ら(マクラーレン)がコースアウトしたから、皆が『ピットインしなければ』とパニックになったのだと思う。だから彼らがピットインした時、僕はステイアウトした。
最初のラップは大丈夫だったが、コースの反対側で天候が悪化し、結局ピットインしなければならなくなった。でも1周早くピットインしたとしても、その後は2番手だったと思う。だからギャンブルをする価値はあったよ。スリックタイヤでかなりエキサイティングだったけれど、最終的には問題なかった。
■ランド・ノリス(マクラーレン・フォーミュラ1チーム)決勝=1位(57周/57周)1番グリッド/タイヤ:インターミディエイト→ハード→インターミディエイトファステストラップ:1分22秒167
今年は信じられないようなスタートを切れた。チームは最初の段階で素晴らしいマシンを提供してくれたんだ。
予想外のコンディションと、オスカーやマックスからのプレッシャーで、厳しいレースだった。それでもチームが素晴らしいパッケージを用意してくれたことで、快適に自信を持って走ることができた。
良い週末だった。この後、中国で、同じ結果を出し、その後もそれを続けていく必要がある。シーズンは長い。集中して頑張り続けるよ。
[オートスポーツweb 2025年03月18日]