
「注意喚起 少しでも被害が減りますように」
東京都品川区内の公園で、植え込みの中に玉ねぎや鶏肉などが混ざった肉団子が置かれていたことが分かりました。
ポメラニアンのてちちゃん(雌・生後10カ月)の飼い主さん(@techipome)がX(旧Twitter)で報告。飼い主さんによると、3月5日に、犬の散歩を通じて知り合った友人から「品川区の公園の植木の裏など、人間からは見えにくい場所に玉ねぎ入りの肉団子が何度も置かれているため、犬を飼っている人に注意喚起してほしい」と連絡を受けたといいます。
「最近、品川区内で起きている事件と聞きました。あまりにも悪質なので、見つけた友人が警察に通報したとのこと。不法投棄にあたるとのことですので、もし置くところを見かけたら必ず警察に知らせてほしい」と飼い主さん。また現時点で、肉団子を食べて実際に被害を受けた犬や猫がいるという情報は入っていないとのことですが、「ただ、散歩中の子犬が実際に食べそうになり、飼い主の方がとても怖い思いをしたという話は耳にしています」と話します。
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なぜ玉ねぎ入り肉団子を?
今回、肉団子が落ちている事案が品川区内で相次いでいるそうですが、何のために置かれているのか? 飼い主さんによると、「犯人が肉団子を置いた目的は明確には分かりませんが、玉ねぎが犬や猫に健康被害を与え、命に関わる危険性があることを知った上で、意図的に置いているのではないかと思います」とのこと。また、同じ時期に同区内のいろいろな場所の掲示板に「犬に外で排せつさせないで、家で済ませてから散歩してほしい」といった趣旨の貼り紙が貼られていたこともあり、「犬の排せつに迷惑を感じた人が何らかの腹いせとしてやったのでは」と考える人もいるようだといいます。
さらに、犬や猫のペットを飼っている人たちに向け、こう注意喚起を促します。
「まずは、犬の散歩をする飼い主さんは意図的に危険なものを置く人もいるということを念頭に置いて行動して、とにかく危ないものを口にすることのないように気をつけてほしいです。今回のことは、ただ単に犬や猫が嫌いで傷つけたい人がやったことなのか、犬や猫に迷惑をかけられた人が腹いせにやったことなのか分かりません。ただ、腹が立ったとしてもマナーに問題があるのは人間でありペットには何の罪もないことを分かってもらいたい。
また無差別にペットを狙う行為はとても許せるものではありませんが、そこまでするほど犬や猫が嫌いになる人は相当な迷惑を被っているかもしれません。飼い主さんたちは自分の子も他の子も守るためにマナーを守ってください。人それぞれ考え方が違うので難しいことではありますが、犬や猫が好きな人もそうじゃない人も安心して暮らせるようになればと思います」
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「ワンちゃんにとって、ネギ類は赤血球を破壊するので大変危険」
今回の玉ねぎ混入の肉団子が見つかった投稿には、たくさんのコメントが寄せられています。
「鎌倉市でも玉ねぎが植え込み付近にありました。初めてみた時はマナー看板に気付かずなんで落ちてるのか分かりませんでしたが、翌日にマナー看板を発見した時に故意に置かれた物と気付きました。その翌日には玉ねぎが無くなってましたが、そんな行為をする人がいることに落ち込みました…」
「ワンちゃんにとってネギ類は赤血球を破壊するので大変危険ですね…特にパピー期の子であれば好奇心旺盛なので地面に落ちている物を口にしやすい傾向があります。品川区の方はじめワンちゃんの散歩の際は地面に落ちているものに細心の注意を そんなことをする人、絶対に許せませんけど!!」
「糞尿をさせたくないのなら犬猫を寄せ付けない用の薬が売ってるのでそれを撒けば良いだけ。うちの敷地に糞尿させている飼い主が居るので定期的に撒いてます。いくら迷惑でも犬猫の健康を奪う権利はない。悪いのは飼い主。ペットではない」
「怖いですね 最小の被害でおさまりますように…」
「可愛い罪のないワンコに許せないです ありがとうございます」
(まいどなニュース特約・渡辺 晴子)
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