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福岡市中央区のバス停で1月、西鉄の路線バスに乗ろうとした60代男性の手が乗降扉に挟まれたまま運転手が気づかず発進し、転倒した男性が両足を骨折する重傷事故が起きていたことが20日、西鉄への取材で判明した。
西鉄によると、事故は1月22日午後7時半ごろ、同区大名2のバス停で発生。両開きの扉の挟み込み防止のセンサーは、手のひらの厚さでは反応しなかったという。
運転手は事故に気づかず運行し、バス停に並んでいた人が110番したり後続のバスに伝えたりした。運転手は終点到着後に営業所からの連絡で事故を知り、「車内を見ていて気がつかなかった」と説明したという。
西鉄は、負傷した男性の親族からの要望などを踏まえ「事故の詳細が判明するまでは公表を控える」と申し合わせていたという。運転手には発車時にサイドミラーなどで車外の状況を確認するよう改めて周知したとしている。【佐藤緑平】
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