写真鳥取県は3月20日、初の女性となる3人目の「青谷弥生人」の復顔像を公開した。
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鳥取県は、弥生時代に全国有数の交易拠点として栄えた青谷上寺地遺跡の調査研究を進めており、その一環として、弥生時代の人びとや生活に親しみをもってもらうことを目的に、出土した人骨の骨格やDNA分析の成果を基に、「弥生人」の顔の復元を行っている。
20日に青谷かみじち史跡公園にてお披露目した女性復顔像の基になった頭蓋骨は、2000年度に発見されたもので、弥生時代後期後葉(約1800年前)、年齢は壮年(復元した年齢は30歳前後)。核DNA分析により、髪は太く直毛、肌は明るい、そばかす・ほくろはできにくい、二重まぶた、眉毛は濃い、虹彩は明るめの暗色系といったことがわかった。
復顔は、頭蓋骨を基に生前の顔を復元する技術。解剖学研究で得られたデータを応用し、骨の形状だけでなく、筋肉の形態や皮下脂肪の厚みなども推定して顔を再現する。近年では、DNA分析で得られた顔表面に関わる情報(まぶたの形状・皮膚や髪の色など)を盛り込むことで、よりリアルな復顔像が制作できるようになった。
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