25日放送『タモリステーション』より(C)テレビ朝日 タモリがMCを務めるテレビ朝日系の特番『タモリステーション』最新作が、25日午後8時から放送される。今回のテーマは、2024年に開業から60年を迎えた“新幹線”。番組では、JR東海の全面協力のもと、普段は立ち入り禁止とされる「新幹線総合指令所」や、地下70メートルにおよぶリニア中央新幹線の建設現場を、タモリ自らが取材。進化を続ける新幹線の裏側に迫る。
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新幹線は、1964年の東海道新幹線の開業から60年。高速鉄道の先駆けとして世界的に注目を集め、現在では日本国内の大動脈として、年間延べ数億人が利用する存在となっている。今回の放送では、「安全・正確・快適」な運行を支える“新幹線の頭脳”こと新幹線総合指令所を、タモリが特別に初取材。極秘エリアとされるこの指令所には、新幹線運行に関するすべての情報が集約されており、その緻密な制御の様子を映し出す。
さらに、タモリはリニア中央新幹線の建設現場にも足を運ぶ。訪れたのは、地下70メートルに広がるトンネル掘削現場。現場では、世界最大級の掘削機「シールドマシン」が稼働中で、その仕組みや工法が明かされる。リニア建設は、南海トラフ地震を含む大規模災害に備える国家的プロジェクトでもあり、東京〜名古屋〜大阪の輸送系統を二重化する狙いがある。約285キロのうち、86%が地下トンネルで構成されているという。
番組ではそのほか、困難を極めた新幹線の開発秘話にもフォーカス。計画当初は実現不可能とされた新幹線構想がどのようにして実現されたのか、当時の貴重映像や開発関係者の証言を通じてひも解かれる。また、空気抵抗を抑えるために考案された流線型の車体デザインや、運行管理システムなど、進化を続ける技術にも迫る。
スタジオゲストとして俳優の木村佳乃、鉄道専門家の金山洋一氏(富山大学特別研究教授)、綱島均氏(日本大学特任教授)らが出演し、タモリとともに“新幹線60年物語”をひも解いていく。アシスタントはテレビ朝日アナウンサーの渡辺瑠海が務める。