「食料品の消費税ゼロ%を実現する会」の会合であいさつする立憲民主党の江田憲司元代表代行(左から3人目)=15日午後、国会内 立憲民主党の江田憲司元代表代行が会長を務める党内勉強会は15日、国会内で会合を開き、物価高への緊急対策として、食料品にかかる消費税率を時限的にゼロにすべきだとの提言をまとめた。夏の参院選の公約に盛り込むよう求め、近く党執行部に提出する。
提言では消費税率引き下げの期間について「物価上昇が続く当分の間」と主張。会合後、江田氏は「物価高を何とかしてくれという声に応えることが、立民の増税イメージを払拭することになる」と語った。
立民では枝野幸男元代表が「減税ポピュリズムに走りたいなら別の党をつくってください」と党内減税派を批判している。野田佳彦代表は15日、東京都内で記者団に「いろんな意見があることは承知している。結論が出たらみんながそれに従う政治文化をつくるのが私の役割だ」と語った。