
「熱中症対策」は、夏本番になってから…と思っていませんか?実は、今の時期から身体を暑さに慣らしておくことが大切なんだそう。尼崎消防局の公式インスタグラムアカウント(@amagasaki.119.fd)が、解説しています。
運動や入浴で「暑熱順化」を
人間は、多少ですが暑さに慣れることができます。これを「暑熱順化」といいます。暑熱順化により、早く汗が出るようになり、体温の上昇を食い止められるようになるとのこと。暑くなる前に⾝体を「熱中症対応モード」にして、暑さに強い⾝体を作りましょう。
日常生活の中で、運動や入浴を行って汗をかいて体を暑さに慣れさせるのが大事。暑熱順化には個人差もありますが、「数日から2週間程度」かかります。
【屋外】
・ウォーキング…1回30分、頻度は週5日程度が目安
・ジョギング…1回15分、頻度は週5日程度が目安
・サイクリング…1回30分、頻度は週3回程度が目安。
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【室内】
・筋トレ、ストレッチ…1回30分、頻度は週5回〜毎日程度が目安。
・入浴…頻度は2日に1回程度が目安。
シャワーのみで済ませず、湯船にお湯をはって入浴を。入浴の前後に十分な水分と適度な塩分を補給し、入浴して適度に汗をかくと良いでしょう。湯の温度が高めの場合には時間は短め、湯の温度が低めの場合には少し長めの入浴するのがおすすめ。
※上記を行っても必ず暑熱順化できるわけではありません。実施時は個人の体質・体調、その日の気温や室内環境に合わせて無理のない範囲で行いましょう。運動時は屋外や室内の天気や気温などの環境の変化に注意し、水分や塩分を適宜補給して、熱中症に十分注意してください。また、せっかく身体が暑さに慣れても、⻑期休暇で効果はゼロになるので要注意。
▽出典
・尼崎消防局 公式インスタグラム/今から始める熱中症対策 「暑熱順化」とは
・厚生労働省/暑熱順化
・一般財団法人日本気象協会/熱中症について学ぼう
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