
バスケットボール女子日本代表の宮崎早織(29、ENEOS)が、2025−26シーズン限りで現役引退することを15日、都内で発表した。2021年の東京2020オリンピック™では日本バスケ界史上初となる銀メダル獲得にも貢献し、昨年のパリ五輪まで日本代表として活躍してきた宮崎。「ロサンゼルス五輪まではちょっと目指せないのかなっていうのが正直な気持ち。本当に自分が体力もあって元気があるときに潔く辞めたいなと思って決めた。次もまた自分のやりたいことをしっかり見つけて明確にしていきたいので、この決断に至ったというのが私の本音です」と引退を決断した経緯を語った。
【写真を見る】女子バスケ日本代表・宮崎早織、来季での現役引退発表「私の人生の一部。次のステップで輝いていきたい」
最後の1年はENEOSで全力を尽くしたい今年の7月に開幕するFIBA女子アジアカップに向けて日本代表メンバーに選出された場合を聞かれると「最後の1年はENEOSで全力を尽くしたいという思いがある。選んでいただけたことに対しては嬉しいですが、チームに全てをかけて戦いたいという思いの方が強いので、しっかり話して決めていけたらいいなと思っています」と日本代表としての活動への思いを話した。
苦しかったことが9割、楽しかったことが1割プロキャリア11年目の宮崎、これまでのバスケ人生について「苦しかったことが9割、楽しかったことが1割。その1割でその9割のしんどいことを乗り越えるっていうのがやっぱりバスケットの素晴らしいところだと思っています。バスケットを通してたくさんの人と出会っているので、私の人生の一部だと感じている。それがなくなってしまうのはすごく寂しいし、怖いですけど、勇気を振り絞って、また次のステップで輝いていきたい」と振り返った。
1年を通してファンの人たちにたくさん恩返しと感謝をしていきたい現役ラストイヤーとなる来シーズンについて宮崎は「1年を通してファンの人たちにたくさん恩返しと感謝をしていきたいなと思っています。絶対優勝してやめたいっていう思いはすごく強いですけど、どのチームもすごく強くタフな試合ばかりなので、大きな怪我なく笑顔でシーズンを乗り越えていきたいなと思っています」と最後のシーズンへの思いを笑顔で意気込んだ。
|
|