
ポイント運用とは、証券口座を開設せずに、相場の動きに合わせてポイント残高が増減する仕組みで、いわば投資の疑似体験ができるサービスです。実際に投資するわけではないため、「投資は初めて」「ちょっと不安」という人でも始めやすいのが魅力です。
利用サービスは「楽天ポイント運用」が最多
ポイント運用サービスを利用する人のうち、56.8%が「楽天ポイント運用」を利用しており、最も高い割合を占めました(複数回答可)。次いで「PayPayポイント運用」が37.2%と続いており、大手のポイントサービスを中心に人気が集まっていることがうかがえます。
また、対象者600人にサービスの利用を始めた時期を問う質問では、「2024年」が最も多く20.0%でした。例えば、楽天ポイント運用は2018年、PayPayポイント運用は2020年にサービスを開始しており、最近になって利用者が拡大している傾向が見られます。
利用のきっかけは「ポイントを増やしたかったから」
同様に、利用するきっかけを問う質問(複数回答可)で最も多かった回答は、「ポイントを増やしたかったから」(33.7%)。次いで「貯めたポイントの使い道が他になかったから」が16.3%、「ポイントの有効期限があったから」が12.7%でした。
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ポイント運用は「投資の疑似体験」として使われる一方で、ポイントの有効活用法としても定着し始めており、今後さらに利用が広がりそうです。
■調査概要
「2025年ポイント運用・投資に関する調査」
調査期間:2025年4月4日〜4月7日
調査方法:インターネット調査
有効回答数:予備調査は5万3044人、本調査は900人
出典:「ポイント運用サービスの認知は75.7%、利用は41.5% ポイント投資サービスの認知は66.8%、利用は18.4%」MMD研究所
(文:All About 編集部)