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米Epic Gamesは5月16日(現地時間)、米カリフォルニア州北部地区地裁に対し、米Appleが裁判所の差止命令に違反しているとして、差止命令の執行に関する申し立ておよび動議を提出したとXで発表した。
AppleがEpic Gamesによる「Fortnite」(フォートナイト)のApp Storeへの申請を検討することを拒否したことが、裁判所の差止命令に違反しているという。Epicは、Appleのこの拒否は「裁判所の差止命令および裁判所の権限を回避しようとするAppleの最新の試み」であると主張し、Appleに、フォートナイトを含むEpicのアプリの米App Storeでの配信を迅速に受け入れるよう命令するよう求めている。
4月30日に裁判所が命じた民事侮辱罪命令は、Appleが差止命令に違反するために行った複数の行動を特定し、Appleがそれらの方法で違反を続けることを禁じている。
Epicによると、5月1日にAppleに対し、同社がEU圏でフォートナイトを配信しているのと同じ開発者アカウントを使って米国のApp Storeに申請する意向を伝え、Appleは2日にその方法での申請を認める返事をした。
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だが、9日にフォートナイトの登録を申請した後、Appleは5日間放置した(Appleは通常、アプリ申請を24時間以内にレビューするとしている)。
AppleはEpicに対して15日、第9巡回区控訴裁判所が差止命令(侮辱罪命令)の部分的執行停止の申し立てについて判断を下すまで、フォートナイトの申請に対する行動を起こさないと通知(PDF)した。
Epicは、Appleのこの決定は差し止め命令の明確な違反であると主張している。
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