学術会議新法案の廃案要求=歴代会長6人「政府は独立軽視」

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2025年05月20日 18:31  時事通信社

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時事通信社

記者会見する梶田隆章氏(左)ら日本学術会議の歴代会長3人=20日午後、東京都千代田区
 日本学術会議を現行の「国の特別の機関」から特殊法人に改編する新しい日本学術会議法案を巡り、歴代会長6人が20日、「政府による科学の独立性の軽視を深く憂慮する」として、国会に廃案を求める声明を発表した。

 6人は吉川弘之、黒川清、広渡清吾、大西隆、山極寿一、梶田隆章各氏。声明では「(新法案は)首相が学術会議の活動を管理するもので、学術会議の独立性、自主性の強化とは真逆の事態を生む」と指摘。廃案とすることで「政府と学術会議の信頼関係の再構築への道を開くべきだ」とした。

 6人のうち広渡、大西、梶田3氏は同日記者会見し、梶田氏は「科学者の懸念に耳を貸さない政府の対応に大きな失望を感じた」と強調。大西氏は「政府は会員候補者の任命拒否問題を覆い隠すために、強引な理由で法改正を行おうとしているのではないか」と述べた。 

このニュースに関するつぶやき

  • じゃあ一般社団法人で良いじゃん。完全に独立しろ。止めないぞ。
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