庵野秀明氏が描いた『火垂るの墓』幻のレイアウト「重巡洋艦摩耶」 (C)野坂昭如/新潮社 『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズで知られる庵野秀明氏が、アニメ映画『火垂るの墓』に原画スタッフとして参加して描いた幻のカット「重巡洋艦摩耶」のレイアウトが発見された。これを受け、6月27日より麻布台ヒルズ ギャラリーで開催される展覧会『高畑勲展 ー日本のアニメーションを作った男。』にて資料が展示されることが決定した。
【画像】庵野秀明がスタッフ参加してた!幻のカット展示『火垂るの墓』ビジュアル アニメ映画監督・高畑勲さんの生誕90年、太平洋戦争の終戦から80年が経過することを受けて開催する『高畑勲展』の作品紹介エリアでは、『火垂るの墓』『平成狸合戦ぽんぽこ』『アルプスの少女ハイジ』のセル画・背景画を公開する。
そして、庵野氏が『火垂るの墓』に原画スタッフとして参加して描いた重巡洋艦摩耶のレイアウトが発見されたことを受け、それを基にして描かれたハーモニーセルとともに展覧会で初公開されることになった。
ハーモニーセルは、絵画のようなタッチで描きこまれたセルのことで、通常、セルの彩色は単色の塗り分けだが、ハーモニーはより写実的な表現を可能にするテクニックである。
また、展覧会では、平日の来場者特典として、同展限定デザインの特製ペーパーケースをプレゼント。5種のデザインで、曜日ごとに異なる作品を用意しており、何にでも使える紙製のケースで、ミントケースや、マッチ箱にもできる。箱を開けると、中にはいしいひさいちが描いた高畑勲のイラストがあしらわれている。
■開催概要
会期:2025 年6月27日(金)〜2025 年9月15日(月・祝)
企画協力:スタジオジブリ
会場:麻布台ヒルズ ギャラリー