「Dr.スランプ」アニメ化はなぜ失敗なのか?「ONE PIECE」連載に反対した理由は?「SLAM DUNK」連載終了の真実とは―「少年ジャンプ」伝説の編集長の書籍「ボツ」発売

5

2025年05月22日 17:31  アニメ!アニメ!

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

アニメ!アニメ!

『ボツ 『少年ジャンプ』伝説の編集長の“嫌われる”仕事術』
『ドラゴンボール』の生みの親にして「少年ジャンプ」伝説の編集長として知られる鳥嶋和彦が「メガヒット連発」の仕事術を明かす書籍『ボツ 『少年ジャンプ』伝説の編集長の“嫌われる”仕事術』が、2025年5月22日に発売を迎えた。

マンガ業界の立役者として知られる鳥嶋和彦は、『ドラゴンボール』から『ドラゴンクエスト』まで、マンガにアニメ、ゲームと関わるものすべてを特大のヒットに変えた編集者だ。担当もしくは関わった作品には『Dr.スランプ』『ドラゴンボール』をはじめ『電影少女』『ダイの大冒険』、そして『ONE PIECE(ワンピース)』『NARUTO-ナルト-』などがある。さらにはゲームでも『ドラゴンクエスト』『クロノ・トリガー』と抜群の人気タイトルが並ぶ。

このたびの『ボツ 『少年ジャンプ』伝説の編集長の“嫌われる”仕事術』は、そんな鳥嶋が関わった作品がいったいどのようにして生まれたのか、超人気作の知られざる舞台裏を公開するもの。プレッシャーと失敗、地獄の中から生まれたヒットの背景を明かす書籍だ。

紙面では、人気が急降下する中で立て直しの秘策から「天下一武闘会」が生まれた『ドラゴンボール』をはじめ、ゲームから生まれた超レアなマンガ『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』、番組プロデューサーを解任して生まれ変わったアニメ『ドラゴンボールZ』、4時間越えの会議で連載決定が決断された『ワンピース』、前編集長が進めていた新企画をすべて中止したのちに誕生した『NARUTO-ナルト-』『BLEACH』『遊☆戯☆王』『ヒカルの碁』などの秘話が語られる。

さらに全編にわたって、「鳥山明に500枚ものボツを出し続けた」ことのほか、「『指定した部数に足りない!』と会社役員に土下座を要求した」ことや「『原作どおりじゃない!』とテレビ番組のプロデューサーを解任した」ことなど、伝説と呼ばれる驚愕のエピソードが展開するのも見どころだ。
「アニメ番組を早々に打ち切った代理店は『ジャンプ』編集部に出禁」、「『締め切りに絶対遅れるな!』とすべての連載作家に対して編集長みずから家庭訪問」、「ヒットの出せない編集者は他部署へ異動」といったエピソードも綴られるが、はたしてその真相は。鳥嶋の容赦ない仕事ぶりの真意に迫る。

そして巻末には、とっておきの袋とじが収録された。超ヒットメーカーが「キミを変えるかもしれない」極意を、こそっと語っている。全エピソードにここ40年間の超人気作が続々と登場する、「ジャンプ」を夢中になって読んでいたすべての元少年たちへの劇薬の仕事本となりそうだ。

発売にあたって、「マシリト被害者の会」のメンバーである『ドラゴンクエスト』のゲームデザイナー・堀井雄二、『電影少女』のマンガ家・桂正和、『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』のマンガ家・稲田浩司からコメントも寄せられた。

『ドラゴンボール』の生みの親にして「少年ジャンプ」伝説の編集長として知られる鳥嶋和彦が「メガヒット連発」の仕事術を明かす書籍『ボツ 『少年ジャンプ』伝説の編集長の“嫌われる”仕事術』は、税込み定価1,760円で発売中。


『ボツ 『少年ジャンプ』伝説の編集長の“嫌われる”仕事術』
書籍情報
著者:鳥嶋和彦
仕様:四六判・並製・308頁・本文1C
定価:1,760円(10%税込)
発売予定日:2025年5月22日
ISBN:978-4-7968-7447-2
発売元:小学館集英社プロダクション
(C)Kazuhiko Torishima / ShoPro 2025

このニュースに関するつぶやき

  • クロノトリガーはVジャンプ編集長だったマシリトが肝いりで進めた企画でしたな。鳥山明が多忙で倒れかけてましたが
    • イイネ!4
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(4件)

ランキングゲーム・アニメ

前日のランキングへ

ニュース設定