
■第67回 東日本実業団陸上競技選手権(23日、熊谷スポーツ文化公園陸上競技場)
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女子10000mでは日本歴代3位の記録(30分45秒21)を持つ不破聖衣来(22、三井住友海上)が32分50秒03の5位でフィニッシュした。
三井住友海上に入社後、初のレースとなった不破。入社式では「まずは10000mから距離を伸ばし、マラソンでオリンピック金メダルを目指したい」と話していた。
レースはスタート直後、不破が先頭のすぐ後方2位につけるも、1000mを過ぎた時点でケニア人選手2人がトップを争う展開に。先頭と大きく差が開き3位以降の集団の中ほどに位置していた不破だが、5000m通過時点でペースを上げると一気に日本人トップの3位に躍り出た。しかし終盤に差し掛かり残り2周で筒井咲帆(29、ユニバーサル)がスパートをかけ3位に浮上、不破は5位に後退。そのまま順位は変わらず、実業団デビュー戦は全体5位に終わるも粘りの走りとなった。
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2021年当時、拓殖大1年だった不破は全日本大学女子駅伝でエース区間5区で区間新記録を樹立。同年10000mで日本歴代3位(30分45秒21)の好記録をマークしている。
優勝はカマウ・タビタ ジェリ(三井住友海上)で31分56秒72でレースを制した。日本人トップの筒井は32分40秒35の全体3位でフィニッシュとなった。