山崎実業「tower物干し竿ホルダー」で洋服を干している様子 都内の狭小住宅に住む筆者は、洗濯物を干すスペースを確保するのが難しく、乾燥機付き洗濯機を使用している。しかし、乾燥機に入れるのが難しいニットやオシャレ着などを“ちょっと干しておくスペース”が欲しいと思っていた。そんな時に出会ったのが、山崎実業「tower」シリーズの『ウォール折り畳み物干し竿ホルダー。今回は、実際にこの商品を設置・使用してみたリアルなレビューをお届けする。
【写真】部品これだけ…!?これなら一人でも取り付けできそう!ハウツーはコチラ■賃貸でもOKな石膏ボード対応、折り畳んでスッキリ収納 邪魔にならない物干しホルダー
室内用の物干しホルダーを購入検討していると、商品自体は多種多様あったのだが、狭い我が家にぴったりだと感じたのがこの山崎実業「tower」シリーズの『ウォール折り畳み物干し竿ホルダーだ。使わないときは折りたたんでスリムに収納可能で、見た目もスマートなシンプルなデザイン、賃貸でもOKな石膏ボード壁対応、工具を必要とせず、ひとりでも設置できそうだ。
■商品概要
商品名:
山崎実業 tower ウォール折り畳み物干し竿ホルダー タワー 2個組(石こうボード壁対応)
素材:スチール(本体、ピン)、シリコーン(キャップ)
サイズ:約 幅3cm×奥行30.5cm×高さ10cm(使用時/1個あたり)、約 幅3cm×奥行3.5cm×高さ10cm(収納時/1個あたり)
耐荷重:10kg
※使用状況や壁の強度により変動する可能性あり
カラー展開:ホワイト/ブラック
取り付け方法:石こうボードピン留め(工具不要・付属のピン使用)
■女手ひとつで設置…全部で30分足らずで作業終了の簡単設計
まず、部品はこれだけ。必要なものはセットされているので、自分で用意するのは設置に必要な壁、ガイドを貼るマスキングテープ、ピンを打ち込むための“固いもの”くらいだ。
取り付け場所は窓や玄関など迷いに迷ったが耐荷重が10kgあったため、なるべく広く設置できそうなリビングの壁に決めた。
まずは取り付けのガイドをマスキングテープを使って壁に貼る。干している時もなるべく邪魔にならないように、できるだけ高い位置に取り付けることに。
ピンの細さは待ち針よりも少し太いくらい。これをたくさん打ち込んで強度を出す。
まずはガイドに沿って土台となる部品を置いて、ピンを刺していく。ピンもガイド(白くて小さな丸い部品)があるので、無心で打ち込んでいくのみ!!
ちなみに私は爪切りの金属部分を使ったのですが、コインの方が手軽で扱いやすいかも…。
ピンを打ち込み終わった姿。実にスマートだ…。
次に実際に物干しをひっかけるホルダーを組み立てる。でっぱり部分に引っかけて、ストッパーとなるネジを取り付けるだけ。
あとは刺したピンを隠すようにシリコーン製のカバーを付けたらなんと完成だ。この間約10分。ゆっくり行っても15分もかからないと思う。これを2つ設置すれば完成なので20〜30分ほどで作業が完了する。
収納した姿はこちら。来客があっても、まさかこれが物干しホルダーとは思わないだろう…かなりスマートなデザインだ。
ホルダーを出している時はこんな感じ。
■物干し竿の収納に困った時は、かけたまま収納するのもあり!
ホルダーに物干し竿をかけるだけの簡単設計。物干し竿の収納場所に困る場合は、かけたまま収納もできる。ホルダーを収納してしまえば物干し竿の位置も高くなるので、目立たずに収納することが可能に!
■来客用コート掛けなど、物干し以外にも使えそう
物干し竿を使わなくても、穴にハンガーをかけられそうなので、来客があったときに上着を掛けていただく場所としても活躍しそう。バスタオルやバスマットなど、一時置いておきたい時に使うのも◎。
■使ってみた感想
・設置はとにかく簡単。力も工具もいらないので、女性ひとりでも安心
・想像以上にしっかり固定できてグラつきがない
・耐荷重10kgなので、通常量の室内干しに対応
・使わないときは折りたたんでスリムに収納可能。壁に馴染んで生活感はほぼゼロ
・ピンが細いので、賃貸の設置後の取り外しも問題なさそう
・一度設置すればそのまま放置でOK、扱いが楽
■気になった点
・石こうボード以外の壁には使えないので注意(コンクリートや木壁は不可)
・1〜2暮らしに耐荷重10kgは問題ないが、量が多い家庭は注意
・ピンはまっすぐ刺さないと曲がりやすいので注意(私は1本失敗した)
「tower ウォール折り畳み物干し竿ホルダー」は、狭い部屋や賃貸住まいでも快適に“干すスペース”を確保できるスマートアイテムだった。見た目・機能性ともに妥協なしで、さすが山崎実業といえる完成度。物干しだけでなく、アイディア次第で幅広い活用ができるのも大きな魅力。十分な物干しスペースを確保できない狭小住宅や賃貸住宅で壁面を有効活用したい人は、ぜひチェックしてみてほしい。