今季2勝目を挙げたエンゼルス・菊池雄星(写真=GettyImages)○ エンゼルス 7−4 アスレチックス ●
<現地時間6月9日 エンゼル・スタジアム>
ロサンゼルス・エンゼルスが同地区最下位アスレチックスとの本拠地3連戦を先勝。先発登板した菊池雄星投手(33)が8回途中1失点と好投し、今季2勝目を挙げた。
中5日で先発マウンドに上がった菊池は、先頭打者バトラーから空振り三振を奪うなど三者凡退で立ち上がりを終えると、打者1巡をパーフェクトに抑える好発進。打線は3回裏にザック・ネト、ノーラン・シャヌエル、マイク・トラウトの3者連続タイムリーで3点を先制した。
菊池は援護を貰って以降も好投を続け、自身最長となる5回一死、試合開始から打者13人までパーフェクト投球を展開。その後、この試合初安打を許すなど二死一、二塁とピンチを招いたが、8番マッカイバーを三ゴロに打ち取って得点は与えなかった。
6回表はわずか5球で打者3人を切り、7回表も10球で三者凡退とした。球数94球ながら8回表も続投し、先頭の6番カーツに10球粘られながらも空振り三振に仕留めたところで投手交代。本拠地ファンのスタンディングオベーションに包まれながらマウンドを降りた。
エンゼルスは一時2点差まで詰め寄られたが、8回裏にトラウトの犠飛、ジョー・アデルの2点適時打でダメ押しの3点を追加。同地区カードの初戦を制し、アメリカン・リーグ西地区の3位に浮上している。
この試合の菊池は104球で今季最長の7回1/3を投げ、1被安打、1四球、5奪三振、無失点という投球。5月23日のマーリンズ戦以来、3登板ぶりの白星を手にした。今季14戦目を終えて成績は2勝5敗、防御率2.92としている。