アーセナルが今夏の獲得を狙うスビメンディ [写真]=Getty Images レアル・ソシエダに所属するスペイン代表MFマルティン・スビメンディは、やはりアーセナル加入が濃厚となっているようだ。10日、イギリスメディア『アスレティック』が伝えている。
現在26歳のスビメンディはレアル・ソシエダの下部組織出身で、2018−19シーズンにトップチームデビューを飾った。ここまで公式戦通算236試合出場10ゴール9アシストという成績を残しており、2021年6月にデビューしたスペイン代表でも“常連組”に。昨年夏にはリヴァプールへの移籍が有力視されながらも慣れ親しんだクラブへの残留を決断し、2024−25シーズンも日本代表MF久保建英らとともにチームを牽引した。
今夏にはアーセナルが獲得を目指し、レアル・ソシエダおよび選手側との交渉を進行。先月下旬にはクラブ間交渉が最終段階に到達したと報じられ、残すところはメディカルチェックと公式発表のみと見られている。しかし、最近になって『マルカ』や『アス』など複数のスペインメディアは、レアル・マドリードがスビメンディの“ハイジャック”を画策していると報道。選手本人はかつて指導を受けたシャビ・アロンソ監督との再会を希望しており、土壇場で国内移籍を決断する可能性があるとも伝えられている。
しかし、『アスレティック』はスビメンディのレアル・マドリード加入の噂については「憶測」としつつ。レアル・マドリードは確かにスビメンディのプロフィールを評価しているものの、今夏の獲得へ積極的な動きは見せていないと指摘。また、レアル・ソシエダの会計処理上の理由から契約締結が7月までずれ込む可能性があるとした上で、アーセナルへの移籍は事実上完了しており、プレシーズン開始時に新天地へ合流する見込みと伝えている。
なお、アーセナルは契約解除金の6000万ユーロ(約99億円)を上回る6500万ユーロ(約108億円)を分割払いすることでレアル・ソシエダと合意に達しているようだ。