動物園の入り口で、鳥インフルエンザを予防するため自動車を消毒する医療従事者=4日、ブラジル・ブラジリア(EPA時事) 【サンパウロ時事】ブラジル政府は18日、家畜伝染病である高病原性鳥インフルエンザの感染収束を意味する「清浄化」を宣言した。商業用の養鶏場からウイルスがなくなったとして、ブラジル産鶏肉の輸入を制限している日本など各国に見直しを求める方針だ。
ブラジルは世界最大の鶏肉輸出国。日本は鶏肉輸入の7割をブラジル産に頼っている。
5月に南部リオグランデドスル州モンテネグロ市の商業用養鶏場で鳥インフルの感染が確認された。日本は同市からの鶏肉輸入を停止。中国などはブラジル産鶏肉の輸入を全面的に停止した。