ママスタ私はハンナ、30歳。同い年の夫ケンジ、愛猫ムギと一緒に暮らしています。いつかは子どもが欲しいと思っていますが、今はムギをわが子のようにかわいがっています。ケンジは優しい人ですが、とあるものを常に保管する困った癖があります。今やそれらが部屋を圧迫していて、とっても憂鬱なのです……。
ケンジは「セールで買えてラッキーだったね」と言いながら、箱を丁寧に畳んでいます。


私が見たところ、ケンジが言う「いつか」はほとんどやってきません。

このマンションに引っ越してきた当初はまだかわいいもので、空いている部屋の小さな押し入れの隅に、空き箱を重ねていただけでした。しかしケンジの「いつか売る」癖は年々悪化し、今の状況に至ります……。

どう見てもボロボロになった箱を見つけた私が「これはもう捨ててもいいんじゃない?」と聞いても、「いつか売るときに必要かもしれないからダメ」と言うばかり。

箱ばかり増えることを咎めても「箱用の部屋ってことにしよう」なんて言う始末です。

私はエスプレッソマシン購入に浮かれつつも、ケンジが箱を丁寧に畳む姿にうんざりしていました。
ケンジは「いつか売る」と何でも箱を保管するのですが、実際には年に数回しか物を売りません。箱は増え続け、子ども部屋予定だった部屋も箱用の部屋に。ケンジの「いつか売る」病は困ったものです……。
活用してくれるならいいのですが、現状はただ場所を取るだけ。ムギに「ちゃんと活用してくれるならいいんだけどね」と愚痴をこぼしたくもなります。
【第2話】へ続く。
原案・ママスタ 脚本・motte 作画・高橋志貴 編集・海田あと
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