スカッド縮小の必要性を強調したグアルディオラ監督[写真]=Getty Images
マンチェスター・シティを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督が、スカッドの整理について言及した。22日、イギリスメディア『ミラー』が同指揮官のコメントを伝えている。
昨夏の移籍市場で静かな立ち回りを見せたマンチェスター・シティ。2025年1月の市場では、スペイン代表MFロドリが負傷したことや成績不振を受けて、オマル・マルムーシュやニコ・ゴンザレス、アブドゥコディル・クサノフらを獲得。さらに今夏もFIFAクラブワールドカップに出場することから、積極的な補強に乗り出し、すでにアルジェリア代表DFラヤン・アイト・ヌーリ、GKマーカス・ベッティネッリ、フランス代表FWラヤン・シェルキ、オランダ代表MFタイアニ・ラインデルスの4選手を獲得している。
一方で、ベルギー代表MFケヴィン・デ・ブライネが契約満了をもってナポリへ移籍した他、現在はジャック・グリーリッシュやイルカイ・ギュンドアンに退団の噂が浮上している。
そんななか、ギュンドアンの将来について問われたグアルディオラ監督は、「何もニュースがないことはいい知らせだ。もし彼がチームに残留しないのなら、ここにはいないだろう」と述べた上で、「しかし、現在は選手層が厚く、選手が多すぎる」と現状を説明。続けて、今後の人員整理の必要性を強調し、「26、27人のスカッドでシーズンを終えることはできないだろう。プレーしない選手が増えるし、段階的に何人かの選手が移籍していくことになるだろうね」と語った。
「問題は、彼らがシーズン中に不幸になってしまうことなんだ。出場機会が無ければ、彼らは悲しみ、失望するだろう。私はそんなことを望んでいないし、ケガ人もいない状況で5人から7人の選手をベンチ外にするのは好きではない。それは自分のためではなく、彼らのためだ。移籍市場が閉まるまで、まだ長い時間があるし、様子を見ていくしかないね」
グアルディオラは5月下旬にも、スカッド縮小を望む発言をしている。出場機会の少ない選手が不満を抱えることを懸念している様子を見せており、適正なスカッド構成の重要性を改めて訴えた。