


私は少し前に病気がわかって手術をし、しばらく療養生活が続きました。すっかりメンタルが弱ってしまい、最近やっと落ち着いてきたところなのです。正直カイトのダメ出しなんて聞きたくないです。しかし……帰省したカイトは相変わらずでした。



カイトはまるで私の頑張りが足りないとでも言いたげです。上から目線の言葉がチクチクと刺さり、胸のあたりがギュッと痛むような感覚をおぼえました。私が思わず黙ってしまうと、カイトは弟のエイタの文句を言いはじめ……。



夫婦の寝室で思わずグチをこぼすと、夫は「イキがっているだけだから、相手にする必要はない」となぐさめてくれました。けれど弱っている私にはダメージが大きいです……。
大学生のときはカイトの帰省を楽しみにしていましたが、社会人になってからはずっとこんな調子なのであまりうれしくありません。しかも私は病気になったことがきっかけで、気持ちが落ち込みやすくなっている自覚があります。それなのに「いつまで引きずってるの?」など心ない言葉をかけられると、よけいに気が滅入ってしまうのです。
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【中編】へ続く。
原案・ママスタ 脚本・rollingdell 作画・なかやまねこ 編集・井伊テレ子