
■陸上・日本選手権最終日 女子1500m決勝(6日、東京・国立競技場)
【一覧】9月13日開幕『東京2025世界陸上』日程&出場選手
女子1500m決勝が行われ、日本記録保持者の田中希実(25、New Balance)が4分04秒16をマークし優勝した。大会6連覇を達成し、参加標準記録(4分01秒50)も突破しているため、5000mに続き2種目での東京2025世界陸上代表内定となった。
前日の予選を4分6秒69の全体トップで決勝に進んだ田中。スタートから飛び出し先頭に立つと、縦一列の集団が後ろからついていく展開に。残り2周に入り田中はペースを上げて後続を突き放す。ラスト1周に入るとさらに加速し独走状態となり、そのまま1着でフィニッシュした。
レース後、「去年も日本選手権で少し手応えを掴んで、(パリ)オリンピックに行って。でも全然駄目だったので、今シーズンも、もしかしたらまだ去年のことを引きずっているので、怖さがある」と話した田中。それでも9月の世界陸上に向けて「そこを払拭するようなことがしたいですし、せっかくの日本開催なので、そこをプレッシャーにするんじゃなくて、今回の日本選手権みたいに自分にとっての味方に雰囲気をつけていって、、イキイキとした走りができたら一番嬉しい」と意気込みを語った。
田中の今季1500mの戦いは、4月12日の金栗記念で4分11秒31をマークし2位。5月18日のセイコーゴールデングランプリでは4分06秒08を記録、6月7日のダイヤモンドリーグ(DL)第5戦ローマ大会で今季ベストの4分05秒08をマークした。
|
|
田中は4日に行われた女子5000m決勝で大会新記録となる14分59秒02をマークし4連覇を達成。参加標準記録(14分50秒00)をすでに突破しているため、4大会連続の世界陸上代表に内定した。