

今できる精一杯の返事をしたのに「過保護じゃない?」と笑われて、思わずカチンと来てしまいます。けれど翌日はシオンちゃんがわが家に来る約束になっていました。ひとまず受け入れることにして、夕方帰る時間に声をかけました。


うちももう家を出なくてはいけない状況です。シオンちゃんを一緒に車に乗せ、学校近くのバス停で降ろしました。結局マリカさんは私が何とかしてくれると思っていたのでしょう。迎えに来られないならちゃんと説得しておいてほしいです。

シオンちゃんがユキと仲良くしてくれていることには感謝しています。
広い学区で放課後に遊べるお友達は貴重なので、私も優しく接してきました。
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結局はバスで帰ることを嫌がりはじめたシオンちゃん。
こうなる可能性もあると知りながら、マリカさんはわが家へ遊びに来させていたのです。
もしかして、行かせれば私が何とかしてくれると思って押し付けた……!?
マリカさんが私の送迎をあてにしていたように感じて、ガッカリしてしまったのでした。
【後編】へ続く。
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