写真 長く続く残暑のせいで、「テカる」「ファンデが毛穴に落ちる」そんな悩みを抱えていませんか?
これまで1000個ほど化粧下地を使用してきた、下地マニアの美容ライター遠藤幸子が、ケイト(KATE)の新作下地で夏の悩みを解決できるか徹底レビューします。
◆今回試したケイトの化粧下地ってどんな商品?
「ケイト ポアレスキーパー」は、2025年7月19日に発売された新製品。頬の毛穴の大きさによって化粧崩れの仕方が異なることに着目し、開発されました。
3種販売されており、乾燥肌・混合肌・脂性肌3種の肌質ごとの毛穴悩みにアプローチする処方です。
今回筆者が試したのは、混合肌用の「ケイト ポアレスキーパー FOR ドライ&オイリー」(SPF50/PA+++、全1種、1540円(税込)※筆者調べ)。
筆者は乾燥肌ですが、猛暑の影響で日によってはテカリや毛穴の開きが気になります。そのため、今回は混合肌用の「ケイト ポアレスキーパー FOR ドライ&オイリー」を選び、試してみました。
「ケイト ポアレスキーパー FOR ドライ&オイリー」は、しとさらキープ処方で混合肌の毛穴にフィット。薄膜で、テカリも乾燥も毛穴落ちも防ぐ商品です。SPF50/PA+++で、紫外線から肌を守る効果も高いです。
加えて、アレルギーテスト済み、ノンコメドジェニックテスト済みです。(すべての人にアレルギーがおこらない、こめど(ニキビのもと)ができないわけではありません。)
◆48歳が試してみた仕上がりは?
「ケイト ポアレスキーパー FOR ドライ&オイリー」は、ライトベージュ。軽い色ムラやくすみをカバーし、明るい肌に整えます。
トーンアップの度合いがナチュラルなことから、ファンデーションを余程明るい色にしない限り、首と顔とで色の差が出にくいとも感じました。ナチュラルメイクにぴったりです。
クマや肝斑にはやはりコンシーラーが必要ですが、毛穴をカバーする効果は高く、頬の毛穴が目立たなくなる印象がありました。ただし、凹凸がひどく目立つ毛穴には、凹凸を埋める部分用下地が必要かもしれません。
ファンデーションのノリやモチをよくする効果は高く、ベースメイクを美しく仕上げる化粧下地だと感じました。
◆肝心のテカリや毛穴落ちはどうか?
最も感動したのは、テカリ防止効果。炎天下の中歩き回った日は、汗とともにわずかなテカリを感じました。けれど、日常使いであれば、乾燥肌の筆者はお直しする必要もありませんでした。今まで使用した化粧崩れ防止下地の中では、最高レベルだと感じています。
頬の毛穴についても朝塗ったときと印象は大きく変わらないものの、皮脂分泌の影響か開きが若干気になりました。けれど、人からは目立つ認識されない程度です。
全顔でジャッジしても化粧崩れ防止効果はかなり高く、見苦しく崩れるリスクはかなり低いのではないかと感じています。何より肌表面がさらりとした状態をキープする効果が高いと感じました。
◆保湿力や伸ばしやすさなど使用感は?
冷房を使用した室内で終日過ごしてもつっぱり感など肌の乾燥を感じることはありませんでした。このあたりはスキンケアでのサポートもあると感じていますが、化粧下地そのものにもうるおい成分が配合されているので、保湿力があると感じました。
テクスチャーはみずみずしく伸びがいいです。肌にスッと心地よく伸びてムラになりにくく、フィット感もあります。ベタつきが使用直後からないのも使いやすいです。
また、個人的に嬉しかったのは、モロモロが出にくいところ。ファンデーションとの相性もあるところですが、スキンケアで重ねすぎない工夫は必要とはいえ、大事なポイントと言えます。
プライベートではノーファンデ派の筆者ですが、仕事柄年間を通してかなりの数のファンデーションをお試ししています。購入以来ファンデーションを使う日には、「ケイト ポアレスキーパー FOR ドライ&オイリー」が欠かせなくなりました。
筆者にとっては、快適な夏をサポートしてくれるマストアイテムとなっています。プチプラであることを考えると、コスパは最強レベルと言えます。
ただし、混合肌用の製品なので、秋冬の乾燥が気になる時期には「ケイト ポアレスキーパー FOR ドライ」にシフトして、季節に応じた使い分けも検討しています。
<文・写真/遠藤幸子>
【遠藤幸子】
美容ライター/エイジング美容研究家 スキンケア・アンチエイジング両アドバイザーの資格を保持。Webを中心に美容に関するコラムを寄稿するほか、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、インフォマーシャル、広告などにも出演。Instagram:@sachikoendo_