抗菌薬誤投与で難病発症、患者死亡=医師が成分確認せず―三重・桑名市総合医療センター

33

2026年05月21日 20:31  時事通信社

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

時事通信社

記者会見する桑名市総合医療センターの山田典一病院長=21日午後、三重県桑名市
 桑名市総合医療センター(三重県桑名市)は21日、アレルギー反応が出る抗菌薬を誤って投与した患者が、死亡する事故があったと発表した。担当医が投与した薬の成分を十分に確認していなかったといい、今後、遺族に補償をするという。

 同センターによると、30代の男性医師は2月17日、気管支ぜんそくで入院した60歳の男性患者に抗菌薬「バクトラミン」を処方。患者は1日1錠のペースで10日間服用した。

 この薬には、過去に患者がアレルギー反応を起こし、投与が禁止された抗菌薬「ダイフェン」と同一の成分が含まれていた。電子カルテには、患者へのダイフェンの投与を禁止する旨が記録されていたが、医師は同一成分が含まれていないかどうかの確認を怠った。

 患者は処方された薬を服用後、いったん退院したが、全身の皮膚などがめくれる難病「スティーブンズ・ジョンソン症候群」を発症し、愛知県内の病院に入院。3月23日、腸閉塞による敗血症性ショックで死亡した。

 同センターは、有識者らによる第三者委員会を設置し、難病発症と死亡との因果関係の調査を要請する予定。遺族に謝罪し、病理解剖の結果を待っているといい、記者会見した山田典一病院長は「原因究明と再発防止に全力で取り組む」と述べた。 

このニュースに関するつぶやき

  • 近所の処方箋薬局はいつもと違う薬だったり量が違ってたりすると病院に確認してくれる。ありがたい。でも院内処方だといちいち確認したりしないだろうな…とくに大病院
    • イイネ!1
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(25件)

ニュース設定