
2026年4月10日に公開された劇場版『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』が、公開45日間で観客動員数840万人、興行収入124億円を突破した(興行通信社調べ)。一部の最新情報では125億円も突破したといわれており、今もなお記録を伸ばし続けている。
『コナン』シリーズの独走ぶり
初日だけで観客動員数73.9万人、興収11.3億円を記録。これは前年比107%で、シリーズ過去最高の初日興収となった。公開3日間では興収35億213万円を叩き出し、歴代1位のスタートダッシュだ。
現在のシリーズ最高興収は『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』(2024年)の158億円。2位は『隻眼の残像(フラッシュバック)』(2025年)の147.4億円、3位は『黒鉄の魚影(サブマリン)』(2023年)の138.8億円と続く。今作を含めて4年連続で興収100億円を超えるのは邦画史上初の快挙で、コナン映画の「異次元の強さ」を改めて証明した形となっている。
長寿アニメ映画シリーズの興行収入を比較すると、コナンの独走ぶりが際立つ。
「今年2月公開の『映画ドラえもん 新・のび太の海底鬼岩城』は52日間で興行収入が40億円を突破のヒットとなりましたが、数字だけでいうとコナンの3分の1になります。『映画クレヨンしんちゃん』シリーズでは『オラたちの恐竜日記』が20億円台で歴代最高を更新したものの、やはりコナンとは大きな開きがあり、コナンだけシリーズを通して異常な右肩上がりを示しています」(映画ライター、以下同)
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SNSでも《コナンは女性ファンが明確に増えた》《100万ドルはまじで歴代最高に良かった、最初から最後までおもろすぎた》《4年連続100億はもう化け物コンテンツすぎる》など、ファンも納得の様子だ。
黒の組織が絡むと興収が上がる?
そんな中、ファンの間では「黒の組織が絡む映画は興収が上がる」と話題になっているが本当だろうか。
2016年公開の『純黒の悪夢(ナイトメア)』は、黒の組織が全面的に登場した作品。前作『業火の向日葵(ひまわり)』の44.8億円から63.3億円へと急伸。2023年公開の『黒鉄の魚影(サブマリン)』では、灰原哀と黒の組織の禁断のストーリーが描かれ、シリーズ初の100億円超えとなる138.8億円を記録。前作『ハロウィンの花嫁』の97.8億円からまたもや伸びを見せた。
一方、今作『ハイウェイの堕天使』は黒の組織が中心ではなく、神奈川県警・萩原千速が活躍するストーリー。それでも100億円を楽々と超えており、「黒の組織だけが強い」訳ではないことも証明された。
「コナン人気に拍車をかけているのが、多彩な企業コラボでしょう。焼肉チェーン『牛角』ではコラボメニューに加え、オリジナルグッズを展開し、TVアニメでは『名探偵プリキュア!』に江戸川コナンが登場し、両ファンの間で大きな話題になっていましたね」
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5月22日からは、TVアニメ放送30周年を記念しワークマンと初コラボを展開。「夏の難事件は、ワークマンが解決」と題し、半袖Tシャツやクールポンチョなど夏に活躍すること間違いなしのラインナップだ。
夏休み需要次第では140億円台も視野に入る今作。一部報道では160億円超えの勢いとも予測されていたが、最終的にどこまで伸びるか注目が集まる─。
