2026年NTTインディカー・シリーズ第8戦デトロイト アレックス・パロウ(チップ・ガナッシ・レーシング) 5月31日(日)、アメリカ・ミシガン州にあるデトロイトの市街地コースにて、2026年NTTインディカー・シリーズの第8戦『シボレー・デトロイト・グランプリ』の決勝が行われ、チップ・ガナッシ・レーシングのアレックス・パロウが優勝を飾った。
伝統的なインディ500から1週間が経過し、第8戦の舞台となったのはシボレーの本拠地であるデトロイト市街地。シーズン屈指のバンピーなコースで100周の決勝レースが行われた。なお、今回タイヤ使用ルールとしてハードタイヤ1セット以上とソフトタイヤ2セット以上でそれぞれ2周以上走行しなければならない。
前日の予選では、パロウが3戦連続のポールポジションを獲得。2番手にはウィル・パワー(アンドレッティ・グローバル)、3番手にはスコット・マクラフラン(チーム・ペンスキー)が入った。
決勝レースは気温21度、路面40度のなかスタート。各車混乱なくスタートをこなし、ポールポジションを獲得したパロウは7周目には2番手のマクラフランに約1.6秒のリード築いた。
そのままクリーンな展開で進むかと思われたが、10周目にクリスチャン・ラスムッセン(エド・カーペンター・レーシング)が単独でウォールに接触し、右のフロントサスペンションを破損。1回目のフルコースコーションが導入された。
15周目にレースは再開。首位はパロウがキープした一方、序盤で一度入れ替わっていた2番手争いにおいてパワーがマクラフランを抜き返し、さらにその勢いで首位パロウも攻略してトップにたった。
抜かれたパロウはペースが落ち、マクラフランとクリスチャン・ルンガー(アロウ・マクラーレン)にもパスされて4番手までポジションダウン。35周目にパロウは1回目のピットストップを行い、ソフトタイヤからソフトタイヤへ交換する。
各車1回目のピットストップの消化進めていた39周目、グラハム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)がキッフィン・シンプソン(チップ・ガナッシ・レーシング)に当てられスピン。今レース2度目のフルコースコーションが宣言された。
このフルコースコーション中にそれまでピットストップを済ませていなかったチームはピットを消化。レースが再開された45周目時点でのトップ3はパロウ、カイル・カークウッド(アンドレッティ・グローバル)、マクラフランという顔ぶれに。
トップに戻ったパロウはソフトタイヤでのスピードを活かし、ハードタイヤを履いている2番手のカークウッドとのリードを約6秒にまで広げ、65周目に2度目のピットへ。使用義務を消化するべくハードタイヤを履き、トップを守ってラストスティントに入った。。
66周目、サンティノ・フェルッチ(A.J.フォイト・エンタープライゼス)とリナス・ヴィーケイ(フンコス・ホーリンガー・レーシング)が接触しスピン。3度目のフルコースコーションが宣言された。SCが先導する中、70周目に2度目のピットストップを行っていないマシンが続々とピットへ傾れ込む。この動きでSC前にピットを済ませていたパロウはふたたびトップでレースリーダーに戻った。
全車ラストピットが済んだ後のトップ3は、フルコースコーション前にピット作業を済めせていた選手らがならび、1番手がパロウ、2番手にアレクサンダー・ロッシ(エド・カーペンター・レーシング)、3番手にミック・シューマッハー(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)となって順位がシャッフル。
3度目のフルコースコーションは72周目に解除されたが、3番手のシューマッハーと4番手のデイビッド・マルーカス(チーム・ペンスキー)が3番手争いのなかで接触を起こし、73周目にはまたもフルコースコーションに。また、2台がともに順位を落とした事で、ソフトタイヤを履くカークウッドが3番手についた。
78周目、ロッシはペナルティ消化のためピットに入りカークウッドが2番手に浮上。ソフトタイヤのアドバンテージを活かしてトップのパロウを捉えにかかった。
それでも、80周目にフェルッチがコース上でストップしたことで本日5度目のフルコースコーションが導入され、カークウッドは勢いを活かせず。レースは残り17周で再開され、カークウッドはふたたびパロウに強烈なプレッシャーをかけるも、残り10周でルンガーとロマン・グロージャン(デイル・コイン・レーシング)がコースアウト。ここで6度目のフルコースコーションが宣言され、またもカークウッドは水を差される形となった。
93周目にレースは再開されたが、カークウッドのペースは上がらず、パロウが逃げ切りに成功し今シーズン4勝目を手にした。3位にはレイホールがつく結果となった。
2026年インディカーの次戦は、6月6〜7日にイリノイ州のオーバルコース、ワールド・ワイド・テクノロジー・レースウェイ(WWTR)で行われる予定だ。
[オートスポーツweb 2026年06月02日]